2023.07.14
令和5年6月24日(土)、日本語や日本の複雑なルール等を学習するためのボードゲーム型教材を製作している学生チームが、津山高専とのオンライン合同中間発表会に参加し、進捗状況を報告しました。
本プロジェクトは、高専で学ぶ留学生が日本の生活で必要となる様々な知識を学ぶためのボードゲーム開発を目的に、2021年4月、津山高専との共同プロジェクトとしてスタートし、今年で3年目になります。
プロジェクトに参加するメンバーは、1年生から5年生までの26名で、今回の中間発表ではそのうちの17名が参加しました。
宇部高専メンバー |
津山高専メンバー |
5月18日にオンラインで津山高専のメンバーとキックオフミーティングを行い、その後は、両校の学生が混在する5チームが、対面(学内)やオンラインでミーティングを重ね、中間報告会に向けて準備を進めてきました。今回は令和5年度第1回の報告会で、各チームが自分たちのアイデアや構想を、パワーポイントの資料を使って報告しました。
報告会の様子① |
報告会の様子② |
本プロジェクトでは、これまでの2年間の活動で3つのパイロット版を製作しています。今年度の活動でより良い試作品を完成させ、全国の高専で活用できる教材にすることを目指します。
今回の中間報告を踏まえて構想を練り直し、10月に開催予定の第2回合同発表会(対面)で発表を行います。
日本の交通システムを学ぶボードゲーム |
日本料理を学ぶボードゲーム |
仕事で使う日本語を学ぶボードゲーム |
学生のコメント
山口陽奈さん(制御情報工学科3年、本プロジェクト宇部高専リーダー)
私はこのプロジェクトに今年初めて参加を決めました。
私が所属するAチームのテーマは、日本と海外のマナーを日常生活・食事・ビジネスなどのシチュエーション別に学んでいくというものです。留学生はもちろん、日本の学生にも楽しんでもらえるゲームを作るために、津山高専の学生と共に沢山の意見を出し合いながら製作を進めています。
今回の中間発表会では各チームが途中経過をプレゼンし、お互いに疑問点や改善点を出し合いました。そのため、自チームのメンバーだけでは気付けなかった問題点や他のチームと比較して浮き出た不足部分が分かり、今後の製作の方向性を明確にすることができました。
今後は、今回の発表会で得たフィードバックを元にボードゲームの形式やルールを考案し直し、留学生の意見等も聞きながら、より良いものを製作出来るようメンバーと議論を重ねていきます。