NEWS
2024.03.21
令和6年2月3日（土）、宇部高専市民文化サロンを開催しました。
本事業は、人文科学や社会科学、自然科学にわたる幅広い学術分野について一般市民の方々に分かりやすく紹介し、自由な意見交換等を通じて受講者の教養を高めることを目的に実施しています。
 講座のオープニング（山下講師） |
今回の「幕末期津和野の教育から明治維新を考える」は、一般科（社会科）の山下大喜講師と山岡浩二先生（郷土史家）が共同で担当した講座です。幕末の藩校改革に焦点をあて、津和野の藩校養老館でどのような改革が展開されたのか、そこではどのような「学び」がなされていたのか、その「学び」をもとに津和野からどのような人物が輩出されたのかについて講義が展開されました。講義後も、長州との関係など質疑応答が熱心に展開され、充実した講座となりました。
 養老館についての講義（山岡先生） |
受講アンケートでは、「津和野の視点から明治維新への理解が深まった」「明治時代に活躍する学者や文化人が津和野から輩出されたことがよく分かりました」などのご感想をいただきました。
本講座は、令和5年度校長裁量経費「萩・津和野地域における歴史的観光資源からみた江戸時代における「学び」のあり方」をもとにした共同研究の成果を題材にしています。今後も津和野を題材とした講座を企画していきますので、ぜひご参加ください。