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台湾文藻外語大学の実習生が成果報告を行いました

NEWS

2023.08.31

令和5年7月27日(木)、宇部高専で中国語の教育実習を行っていた留学生が、1ヶ月にわたる研修の成果報告を行いました。

報告を行ったのは、台湾文藻外語大学(高雄市)応用華語系の学生5人です。
5人は6月22日に来校し、学科学年横断型PBLプロジェクト学習の1つである「しゃべっチャイナよ中国語」(畑村学教授担当)に、先に来校していた台湾国立聯合大学の実習生2人と一緒に教育実習として参加し、講師を務めました。

「しゃべっチャイナよ中国語」の様子①

「しゃべっチャイナよ中国語」の様子②

「しゃべっチャイナよ中国語」の様子③

「しゃべっチャイナよ中国語」の様子④

最後の授業後、受講生と記念撮影

研修中には、中国語の授業以外に学内の国際交流活動であるニーハロJAPANESEに参加して台湾のボードゲームで日本人学生と一緒に遊んだり、グローバル文芸部の活動に参加したり、本校SA(Student Ambassador)の企画で行われた「異文化体験ツアー in 関門・小倉」に参加したりと、学生交流にも積極的に参加しました。
また、夏に台湾で研修を行う本校学生との交流会では、文藻外語大学で中国語研修を行う学生に対して大学の紹介を行いました。

台湾研修を行う学生との交流会①

台湾研修を行う学生との交流会②

成果報告の際には、メインとなる教育実習に関する報告以外に、宇部高専で参加した様々なイベントに関する報告もあり、充実した生活であったことがうかがえました。

金寺校長から実習修了書を受け取る饒博毅さん。実習生の中で唯一の大学院生で、今回台湾学生のリーダーを務めた。

成果報告会後の記念撮影

滞在中に親睦を深めた多くの学生と、帰国後も交流を継続してくれることを期待しています。


留学生のコメント

陳亮霓さん(かな)

 宇部高専での1ヶ月の実習を振り返ると、多くの教育経験や文化の違いを学びました。学内で日本人学生と交流し、茶道部、文学部、バドミントン部、ボードゲームの活動、流しそうめん、異文化体験ツアーなど、様々な文化交流を楽しみました。放課後に学生と一緒にVR(Virtual Reality)の中国語教材のための観光コースを制作したり、ボードゲームのルールを研究したりしました。忙しい日々の中で、我々文藻の実習生と日本人の学生とが一緒になって頑張りました。毎回の授業の準備は大変でしたが、それは新しい挑戦でもあり、日々新しい自分に挑戦します。しかし、授業を受講した高専生の進歩を見ると、とても安心感や達成感を感じました。
 私は、成果報告会で、初めて日本語で発表しました。この成果報告の準備に長い時間がかかりました。発表の最初から質疑応答まで、ずっと緊張しました。報告の過程で少し言葉を忘れてしまいましたが、私は全力を尽くすことができたと思います。
 報告が終わった後、送別会の日に中国語クラスの学生と一緒に写真を撮ったり、おしゃべりしたり、ゲームを楽しんだりして、たくさんの素晴らしい思い出を残しました。
 言語の壁はありますが、お互いの情熱を阻むことはできません。日本での実習の毎日はとても充実しており、多くの日本の友人とも交流できました。これら貴重な思い出はしっかりと心に留めています。どんな別れがあったとしても、出会ったことには必ず意味がある。畑村先生には教育に関する多くの指導と楽しい教え方をしていただき、感謝しています。 宇部高専の先生方、そして学生の皆さんありがとうございました。


成果報告会の後、指導教員の畑村学先生と陳亮霓さん

蔡沛辰さん(ペイチェン)

今年 6/22到7/27在日本宇部高專華語教學實習。這是我第一次來日本,也是第一次帶領一個班級做教學,對我來說是個全新的體驗,我也非常期待在這裡的生活。 一開始的我不太清楚要怎麼教日本學生中文、如何準備課程活動,過程中發生一些狀況,有些措手不及。這一個多月下來,我的教學能力漸漸提升,從老師、夥伴、學生的回饋和建議中慢慢進步,知道課程如何進行、時間掌控、活動安排、學生程度等細節。雖然每個人平均的教學時間不多,但卻可以從一次次的經驗中瞭解自己有哪些需要加強,並將不足的部分改進,使整體教學有明顯的進步與改善,學生們能更加吸收及快樂學習,這是一位 華語老師最樂於看到的一點,也讓我確定未來要繼續在華語教學貢獻,傳授更多中文知識和文化給其他人。 在宇部的這段時間,除了磨練華語教學能力之外,我們還體驗了日本的 傳統文化,例如茶道、流水素麵、花火大會等,我覺得很特別有趣也很好玩,對日本文化有更深的瞭解。此外,課餘時間會和日本學生一起交流、玩遊戲,互相分享自己國家的文化,這一切都使我深深喜歡上這片土地、這個國家。 這次的實習,我度過了充實的一個半月,期許自己離開宇部高專後,能將在這裡所學習的東西記在心裡,在未來持續進步,為華語界盡一份心力。


(日本語訳)
 今年、6月22日から7月27日まで、日本の宇部高専で中国語の教育実習に参加しました。私にとって初めての来日であり、クラスを指導することも全く新しい体験で、この期間を楽しみにしていました。
 最初は、日本の学生にどのように中国語を教え、授業やアクティビティをどのように準備するかがわからず、いくつかの問題が発生しました。しかし、1か月以上が経過し、教育能力が着実に向上しており、先生方、仲間、生徒からのフィードバックとアドバイスを通じて、授業の進め方、時間の管理、アクティビティの計画、生徒のレベルなど、細かい詳細がわかるようになりました。教育時間は平均的に短いですが、各経験から自身の強化が必要な点を把握し、不足部分を改善することで、教育全体が顕著に向上し、生徒たちはより効果的に学び、楽しんでいます。これは中国語教師として一番嬉しいことであり、将来も中国語教育に貢献し、他の人々により多くの中国語知識と文化を伝えたいという決意を固めさせました。
 宇部でのこの期間中、中国語教育能力を向上させるだけでなく、日本の伝統文化を体験しました。茶道、流水素麺、花火大会など、特別で楽しい経験で、日本文化に対する理解が深まりました。また、授業の後や休み時間に、日本の学生と交流し、ゲームをしたり、お互いの国の文化を共有しました。これらのすべてが私にとってこの土地と国に深く魅了される要因となりました。
 この教育実習を通じて、充実した1か月半を過ごし、宇部高専を離れた後も、ここで学んだことを心に留め、将来に向けてさらに成長し、中国語教育界に貢献したいと思います。

成果報告会で報告を行う蔡沛辰さん


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