独立行政法人国立高等専門学校機構 宇部工業高等専門学校

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2006年度後期のニュース

NEWS

2007.03.31

河野国立高専機構理事長が宇部高専を視察

2006.10.03

国立高等専門学校機構の河野理事長が10月3日、宇部高専を視察した。
河野理事長は、幡中校長から、同校の現状や学校運営等について説明を受けた後、実習工場、図書館、ものづくり工房、専攻科棟等を視察した。図書館棟では、プロコン大会に向けてプログラム開発中の学生と、ものづくり工房では、ロボコン大会用ロボットを製作中の学生と懇談し、激励の言葉を掛けた。
また、研究室の見学では、地域新生コンソーシアム開発研究事業(経済産業省)に採択された「有機性廃棄物のエネルギー・資源回収型処理プラントの開発」など各研究の状況についての説明を受け、限られた時間ではあったが充実した訪問となった。

061003_1実習工場において説明を受ける河野理事長(中央) 061003_2竹内助教授の説明を受ける河野理事長(左から竹内助教授、幡中校長、河野理事長)

平成18年度中国地区高等専門学校学生課長会議・学生課担当職員会議を開催

2006.10.19

平成18年度中国地区学生課長会議・学生課担当者会議が、宇部高専を担当校として10月19日(木)及び20日(金)の二日間で開催された。
全体会は、「学校における危機管理と事務の役割」と題して協議を行い、各高専から現状及び問題点などが討論された。また、2日目の分科会は、学生課長分科会と学生課担当職員分科会の二班に別れ、それぞれが抱えている問題点について忌憚のない意見を出し合うことができ、大いに盛り上がった。特に今回初めての試みによる「学生課担当職員会議」では、職名・係の枠を超えての参加者による日頃聞けない本音での議論に、限られた時間はあっという間に過ぎ、2日間の会議を終了した。

061019平成18年度中国地区高等専門学校学生課長会議・学生課担当職員会議参加者


専攻科インターンシップ報告会

2006.10.31

宇部高専専攻科では、企業等での長期に渡る就業体験を通し、実務問題の理解と対応能力を身につけることを目的として、夏季休業中3週間以上のインターンシップを実施している。今年も1年生34人全員が、それぞれのテーマに基づいて、企業や大学で実習を行い、大きな成果を上げた。
その報告会が、受入企業の方々を迎えて、校長始め多数の教員が出席し、10月31日(火)に開催された。初めに山口県経営者協会のコーディネーター小西照彦氏の、「インターンシップ体験を今後に生かそう」と題しての講演があった。その後、二会場に分かれて、学生によるインターンシップの成果と感想の報告があり、指導教員や企業等担当者から厳しくも暖かな講評があった。

061031成果を発表する専攻科生


全学で校内清掃を実施

2006.11.07

宇部高専では、11月7日火曜日の午後、合同ホームルームの時間に、学生全員による校舎周辺の清掃を行った。秋晴れの中、クラスごとに割り振られた地区の草取り、ゴミ拾いを実施した。
慣れない鎌と熊手にとまどう1年生もいたが、クラス担任の指導のもと、心地よい汗を流した。教職員も加わっての2時間の清掃の後、校内は見違えるほどきれいになった。

061107管理棟前で清掃作業を行う学生たち


宇部高専・大島商船高専・徳山高専が連携して国民文化祭(山口)に出展

2006.11.12

11月3日から11月12日まで山口県で開催された第21回国民文化祭・やまぐち2006において宇部高専・徳山高専・大島商船高専が連携して、「生活文化総合フェスティバル」体験イベントゾーンに「技術のユートピア高専」をキャッチフレーズとして出展 した。
高専の教育研究活動の成果である最新技術についての展示と実演を通して、来場者に生活文化を支えるさまざまな技術を体験してもらうことを目的として3高専が日替わりで実施した。
期間中、ロボコンマシン、プロコン出展作品、ブランコロボット等の展示と操作体験に加え、各高専PR用DVD・ポスター・各種パンフレットを用意し、来場者に高専の活動を知ってもらった。

061112科学工作を体験する来場者


校舎地区総合消防訓練を実施

2006.11.21

宇部高専では、11月21日に秋期火災予防運動の一環として総合消防訓練を実施した。約730名(本科学生1~3年生600名、教職員130名)が参加し、通報訓練、初期消火訓練、危険物安全確認訓練及び避難・誘導訓練を行った。
午後2時50分、火災警報装置が鳴動し火災発生の校内放送が流れると、担当教員の指示・誘導の下、学生が避難を開始し、教職員で組織される自衛消防隊は、初期消火及び電気・ガスの遮断などの安全確認にあたった。
出火から10分後、全員の避難が完了し、さらに5分後、鎮火の報告がなされて訓練は終了した。

061121_1消防署員の講評を受ける学生 061121_2消火訓練の様子

宇部高専学生が「税に関する高校生の作文」で宇部税務署長賞を受賞

2006.11.26

物質工学科2年の村田優子さんが、国税庁が主催する平成18年度「税に関する高校生の作文」に応募し、宇部税務署長賞を受賞した。同作文は、税についての理解を深めるために毎年高校生を対象に募集が行われており、宇部税務署管内では今年約300点の応募の中から村田さんを含め2名が署長賞に選ばれた。表彰状伝達式は税を考える週間に合せ11月13日に宇部高専校長室で行われ、村田さんに宇部税務署酒井副所長から賞状と記念品が手渡された。「税を身近なものとして」と題した村田さんの作文には、アルバイト代から差し引かれた所得税に関するエピソードなどがつづられており、伝達式終了後、村田さんは受賞の喜びとともに「税金というと消費税が最も身近だが、今回の作文を機会にいろいろな税金について学ぶことができた。」と話した。

061113宇部税務署副所長から表彰される村田さん


外国人留学生日本文化体験旅行を実施

2006.11.26

11月26日、宇部高専では、4年生担任の藤田助教授が引率し外国人留学生とチューターが参加して、紅葉が盛りの「安芸の宮島」と「広島原爆ドーム」の見学旅行を行った。
この企画は、前々からの留学生の希望を受けこの度実現したもので、留学生達は宮島では日本の紅葉と建築の美しさに感動し、また、「原爆ドーム」では戦争の悲惨さを目の当たりにして、日本文化と歴史を体験しつつ有意義で楽しい一日を過ごした。

061126安芸の宮島にて


企業説明会を開催

2006.12.06

12月6日に山口大学工学部体育館において、山口県経営者協会・山口地域労使就職支援機構(主催)、山口大学・宇部高専(協賛)による企業説明会が開催された。この説明会は、地元企業が中心となり自社のアピールを行うもので、地元就職希望の学生に情報を提供し就職の機会を与えることが主な目的である。説明会には、本校からは本科4年生及び専攻科1年生の計200名を超える学生が参加し、それぞれ希望企業のブースで説明を受けた。学生たちは真剣な眼差しで説明を聞き来年度の就職活動における貴重な情報を得た。

061206_01企業担当者から説明を受ける学生たち


英語教室研究発表会を開催

2006.12.06

去る12月6日、本校において一般科目英語担当教員による「英語教室研究発表会」が開催された。
この発表会は、「教育力の向上は研究活動の充実が基本にあるべき」との基本理念にのっとり、英語教室が毎年2回開催しているもので、今回の発表会は第4回目(2年目)となる。
発表会では、「歴史記述はフィクションか? ─ ディケンズの解答とその背景」と題して、英語担当教員矢次綾助教授による発表が行われたほか、今回は教員と学生との垣根を取り払い、経営情報学科5年篠遠実篤さんによる「イチロー主義:スポーツ文化論の視点からのイチロー分析」と題する発表も行われた。
発表会には他科の教員や学生も参加し、発表後は活発な質疑応答が行われ、有意義な発表会となった。

061206_1矢次助教授による研究発表の様子 061206_2篠遠さんによる研究発表の様子

専攻科総合演習発表会を開催

2006.12.21

宇部高専では、12月21日(木)、専攻科1年生の総合演習の成果発表会を開催した。 総合演習は、本科及び専攻科で習得した知識・技術を駆使し、他分野の知識や創造性を発揮して、「もの」を立案する能力を養うことを目的として開設された科目である。
社会から要求される「もの」の調査・検討を行い、設計工程表の作成から必要物品の購入、予算管理、製作を報告するもので、作品の展示・ポスターセッションを行った。校長はじめ専攻科担当の教員、専攻科2年生及び来年度入学予定者が参加して、質問が相次ぎ、発表者は緊張しながらも的確に説明をしていた。
指導した教員だけでなく、参加した教員全員が評価を行った。また、作成した「もの」は来年の高専祭や中学生への体験入学でも公表することとしている。

061221_1校長に説明している発表者 061221_2無線通信を用いたロボットアームの制御

外国人留学生お茶会体験

2007.01.13

1月13日(土曜日)、本校の留学生が着物を着てお茶会を体験した。
このお茶会は、留学生の着物を着たいという希望と、茶道部学生による日頃のお稽古の成果披露とを合わせて開催したもので、留学生は、お茶席の作法や正座の仕方、また、抹茶の飲み方など日本の「わびさび」の世界を経験した。最後に茶道部学生の指導のもと、自分で抹茶を点てるなど初めてのお手前を体験した。体験が終わった後も日本文化への話題に尽きることが無く、来年も必ず実施したいと約束をして解散した。

070113_1お茶を点てる留学生 070113_2茶道部学生から作法を教わる留学生

宇部高専T&Bが研究開発発表会を開催

2007.01.15

地域振興協力会である宇部高専T&Bは、去る1月15日に本校との共催で「微細気泡・気体溶解技術研究開発発表会」を常盤工業会館で開催した。
はじめに東京大学大学院工学系研究科の松本洋一郎教授による「マイクロ・ナノバブルの科学―特性とその応用」の特別講演が行われた。その後、地元企業、山口大学教員、宇部高専教員・技術職員の6名によって「微細気泡発生器と気体溶解技術」と「高効率曝気技術への展開」に関する研究発表があった。
発表会には本校、山口大学教員、学生と県内外の企業等約100名が参加し、それぞれの発表後には、活発な質疑応答が行われ、技術応用の可能性が探られた。

070115松本洋一郎教授の特別講演


特別講演(夢にむけての努力)を開催

2007.02.06

いじめが社会的問題となっていることに伴い、宇部高専では、1月9日(火)及び2月6日(火)にボクシング元東洋太平洋ミニマム級チャンピオンの大中元気氏を講師として招き、特別講演を開催した。
この講演は、1・2学年を対象に「夢にむけての努力(いじめ問題等)」と題して行われ、二日間で約四百五十名の学生や教員が聴講した。「目標の設定・正しい努力の大切さ・人間関係」等について、大中氏自らの経験をもとに話された一時間はあっと言う間に過ぎ、質疑応答では、学生から「減量にまつわる話」等多くの質問が飛び交った。最後に同氏からシャドーボクシングの披露があり、大盛況のうち講演会は終了した。
宇部高専では、今後ともテーマを定めた講演会を継続的に行い、学生の意識を高めていくこととしている。

070206講演する大中元気氏


山口県産業科学技術振興賞を受賞

2007.02.08

宇部高専・物質工学科の山岡邦雄教授と加藤美都子助手がこのほど、第12回山口県産業科学技術振興賞を受賞した。
この賞は、県内の産業水準の向上に貢献した者に贈られる賞で、今回は3つの研究テーマで6人が受賞し、その一つとして山岡教授らの研究グループのテーマが表彰されたものである。
受賞の対象となったテーマは、「山口県内の桜の花からの有用酵母採取と日本酒・焼酎醸造への利用」で、山岡教授らが、日本古来の「桜」のイメージが日本酒の酵母にふさわしいとの発想から、桜の花から新しい酵母を分離し、日本酒・焼酎醸造利用に成功したものである。山岡・加藤両氏は研究室の学生の協力を得て、山口市阿知須の桜から酵母採取・分離に成功し、県産業技術センターがその酵母から日本酒醸造に可能な条件を確立した。この研究成果をもとに、県下の日本酒・焼酎製造企業がこの酵母の提供を受け製品化し、県内外で親しまれる桜酵母による日本酒・焼酎が生まれることとなった。現在約十種類の日本酒・焼酎が市販されている。このような山岡教授らの研究成果による産学公連携活動が地域産業の振興に多大な貢献を成したと評価され、栄えある受賞となった。

070208山口県産業科学技術振興賞を受賞した山岡教授(左)と加藤助手(右)


外国人留学生交流懇親会を開催

2007.02.23

2月23日、宇部高専では、平成18年度外国人留学生交流懇親会を開催した。今年度最後の定期試験も終わり、五人の留学生を囲んで指導教員や学生達と学校生活・寮生活の諸問題を語り、相互の交流を深めた。 昨年4月に宇部高専に編入学した3年生の自己紹介を兼ねた挨拶があり、続いて、3月に卒業・修了を控えた留学生、在学生と、それぞれが感想、希望、決意を述べた。一方チューターからは、留学生の真摯な勉学姿勢に影響を受け、国際交流への視界が開けて感謝しているとの感想が披露された。
校長始め、クラス担任として指導に当たっている各教員から、暖かい励ましの言葉が続き、最後に茶道部学生から卒業・修了する二人の留学生へお祝いの花束贈呈が行われ、和気あいあいのうちに懇親会を終了した。

070223_1校長を囲んで記念撮影 070223_2花束贈呈

現代GP「地域と連携した『ものづくり』教育成果報告会を開催

2007.03.12

宇部工業高等専門学校は、文部科学省「現代的教育ニーズ取組支援プログラム」平成17年選定取組である“地域と連携した「ものづくり」教育”の成果報告会を3月12日に宇部市内のホテルで開催した。

本報告会は2年間の集大成として開催されたもので、地域の教育関係者、企業関係者、市民、高専・大学関係者、本校学生・教員など、約100名が参加した。幡中校長の挨拶の後、「地域教育」、「インターシップ」、「地域と連携した卒業研究・特別研究」、「取組の総合評価」の4つセッションに分けて、小中学校教員、企業担当者、本校学生・教員による成果発表およびセッションごとにパネルディスカッションを実施し、各取組の評価および本事業の総合評価を行った。また、引き続き行われた交流会では、貴重な情報交換の場として和やかな雰囲気の一時を過ごした。
地域の学外関係者から、この事業を継続して欲しいとの声が多数寄せられた。本校では、本事業の終了後も地域の小中学校、行政、産業界と連携して、本校学生および地域児童生徒に対する「ものづくり」教育を推進していくこととしている。

070312報告会で挨拶する幡中校長


第41回卒業式/第9回専攻科修了式/第3回JABEEプログラム修了式を挙行

2007.03.19

本校では、3月19日(月)、宇部市渡辺翁記念会館で第41回卒業式・第9回専攻科修了式・第3回JABEEプログラム修了証授与式を挙行しました。
本科卒業式ではカンボジアからの留学生1名を含む184名(機械工学科34名、電気工学科31名、制御情報工学科39名、物質工学科43名、経営情報学科37名)に卒業証書が、専攻科修了式では中国からの留学生1名を含む25名(生産システム工学専攻16名、物質工学専攻4名、経営情報工学専攻5名)に修了証書が、そのうち20名にJABEEプログラム修了証書が授与されました。

070319_1 070319_2

技術職員研修発表会を開催

2007.03.22

3月22日、本校において技術研修発表会が開催された。
この発表会は、技術職員の研修の一環として毎年1回開催され、今回で第6回目となる。
このたびの発表会では、技術職員による日頃の研究成果として「技術室の運営基盤整備の活動報告」、「生物試料の前処理の工夫」などの発表を含め6題の技術発表が行われた。また、本校名誉教授深川克之氏及び宇部高専T&B事務局次長末弘篤氏による特別講演も行われた。
技術職員の発表に、参加者一同真剣な表情で聴き入っていた。発表後は、活発な質疑応答が行われ、有意義な発表会となった。

070322_1 070322_2
発表会の様子

普通救命講習会を開催

2007.03.26

宇部高専では、春合宿を利用して、3月20日・26日の両日、宇部市消防本部救急担当者を講師に招き、4時間にわたる講義と実技の「普通救命講習会」を開催した。
宇部高専では、学生及び教職員の全員受講を目標に掲げ毎年講習会を実施しており、今年度は春合宿参加7クラブ全員の学生と教職員合わせて61名がチャレンジした。参加者は、心肺蘇生法やAEDの使用経験は学内外での緊急事態に必ず役立つものと確信し、一つ一つの動作に「救命」の気持ちを込めて実習に当たっていた。最後に実技等の試験が行われ、参加者全員の合格が発表されると受講者から歓声が上がった。合格者には、後日宇部市消防本部から「修了証」が交付され、救命技能を有することとなる。

070326_1一分一秒が生死の分かれ目 070326_2クラブマネージャーも受講


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