2016.01.29
1月15日(金)、今年度2回目の宇部高専T&B交流見学会を開催し、本校教職員5名を含む宇部高専T&B会員9名が参加しました。今回は、「食品を扱う企業の廃棄物処理」をテーマに企画し、宇部地区にある宇部蒲鉾株式会社とヤナギヤ株式会社、さらに山口テクノパークにある宇部高専T&B企業の宇部樹脂加工株式会社を訪問しました。
宇部高専T&B交流見学会参加者による記念写真
宇部蒲鉾株式会社では、かまぼこ歴史館、工場や販売所を訪問し、技術開発部部長の友原和夫氏から、蒲鉾の歴史と、蒲鉾や竹輪の製造工程について説明がありました。昔と違い、製造工程の機械化が進んだことにより作業が効率化され、大量生産体制が構築されたが、手作業の方が歩留まり(使用原料に対する製品の出来高の割合)が高いなどの良い面がある、ということや蒲鉾作りの職人技を身につけることの大変さについてお話しがあり、説明や見学を通して職人技のすばらしさを実感しました。
蒲鉾の歴史について説明いただきました
次に訪問したヤナギヤ株式会社は、食品を加工する機械などを製造する日本を代表する企業です。常務取締役の藤本哲憲氏の案内で、研究所と工場内を見学し、企業の歴史、蒲鉾の製造機械や自社製品の部品まで丁寧に製造しているとの説明がありました。
工場内を見学させていただきました
最後に、宇部樹脂加工株式会社を訪問しました。もともと魚の養殖で使用されるプラスチック製のブイなどを製造している会社ですが、最近、マツダや日産の自動車の部品の製造をされているということで、山口・北部九州の企業が自動車産業のネットワークで結び付いていることを実感しました。
会社概要等の説明をしていただきました
宇部高専T&Bは、地元企業との繋がりを大切にし、今後もこのような企業との交流を盛んに行っていきます。