独立行政法人国立高等専門学校機構 宇部工業高等専門学校

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平成30年度第1回宇部高専T&B交流見学会を実施しました

NEWS

2018.12.13

11月30日(金)、平成30年度第1回宇部高専T&B交流見学会を開催しました。本校教職員7名を含む宇部高専T&B会員18名が、柳井市内にあるあさひ製菓株式会社と岩国市にある株式会社ミツウロコ岩国発電所を訪問しました。

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宇部高専T&B交流見学会参加者による記念写真

あさひ製菓株式会社では、同社の生産ラインを見学しました。機械製品を作る工場とは全く雰囲気が異なる環境で、製菓会社らしく工場内には甘い香りが漂っており、同社の代表的な製品である「月でひろった卵」や、バースデーケーキなどの各種ケーキ類が製造されていく様は、見ていて非常に楽しいものでした。

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あさひ製菓内見学の様子

株式会社ミツウロコ岩国発電所では、最初に会社の説明を受けた後、発電所の見学を行いました。同社は木質バイオマス発電をわが国で最初に行った発電所で、廃材や間伐材などから作成した木質バイオマスを使って発電を行っている1万kW級の発電所です。
バイオマスとは、「再生可能な生物由来の有機性資源で、化石資源を除いたもの」であり、生物が光合成によって水と二酸化炭素から生成した有機物で、生命と太陽エネルギーがある限り持続的に再生可能な資源です。化石資源は、採掘によって枯渇しますが、植物は太陽と水と二酸化炭素があれば、持続的にバイオマスを生み出すことができます。
化石燃料と同様にバイオマスを燃焼させても二酸化炭素が放出されますが、この二酸化炭素は、生物の成長過程で光合成により大気中から吸収した二酸化炭素であるため、化石資源を燃焼させて出る二酸化炭素とは違い、大気中で新たに二酸化炭素を増加させない「カーボンニュートラル」な資源と言われています。
見学後、質疑応答が行われ、参加者の皆さんは熱心に質問されていました。

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ミツウロコ岩国発電所内見学の様子

宇部高専T&Bは、地元企業との繋がりを大切にし、今後もこのような企業との交流を盛んに行っていきます。


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