2025.04.23
令和7年2月24日(月)・25日(火)、東京で開催された「高専起業家サミット」全国大会に、課題解決型地域教育に取り組む学生グループが参加しました。
子どもの想像力の発達を就学前の学びの重要性に着目し、「就学前に子どもの創造力を育む“まなびや”事業」として地域の保育園での実証と起業に向けた構想を、ポスターとプレゼンテーションで発表しました。残念ながら入賞には至りませんでしたが、自己成長に繋がる多様な経験となりました。
![]() 一橋講堂にて | ![]() ポスター発表 |
参加した学生のコメント
増田 大輝さん(機械工学科4年)
起業家サミットに参加し、全国の高専生と交流することで多くの刺激を受けました。普段の学校生活では出会えない人たちと話すことで、新しい考え方や視点に触れることができました。特に印象的だったのは、ポスターセッションの場での意見交換です。他高専の取り組みを知ることで、「自分の学校でも挑戦できるかもしれない」と感じることが多くありました。また、自分の考えを発信し、それに対する意見を得て、より深く考えるきっかけになりました。
東 朋樹さん(機械工学科4年)
今回、起業家サミットに出場し、自分たちのビジネスプラン「就学前教育の充実」を、たくさんの人々に伝えることができたと思っています。ただ、起業家サミットのレベルは高く、自分たち以上に素晴らしい発表や興味を引かれるようなビジネスプランがたくさんありました。残念ながら賞をとることはできませんでしたが、起業家サミットに出場できたことでたくさんのことを学べました。今後も、就学前教育の充実を目指して活動を継続していきます。
地域課題解決型PBL(Problem/Project Based Learning)「地域教育」とは?
宇部高専では、2017年度よりエンジニアリングデザイン能力の醸成、課題発見能力育成および多様なイノベーション創出を目的としたアクティブラーニング型授業として地域課題解決型PBL「地域教育」を開講しています。課題を与える(選択する)のではなく、自らが課題を発見するところから取り組み、実践活動することで、今、社会が求めている「待ちではなく、自ら考え、提案、行動できる人材」を育成しています。