台湾で「究極のラバー」の研究と卓球修行
台湾 国立聯合大学
物質工学科3年 三井 遥香
私は2ヵ月間の夏季休業を活用して、台湾の国立聯合大学(苗栗)に留学しています。研修の目的は、水性ボンドの研究と卓球調査です。日中は大学の化学工程系の黄淑玲先生の研究室で実験をして、夕方からは苗栗内にある卓球クラブに参加します。また、最初の4週間は午前中に中国語の授業を受けました。
水性ボンドの研究で使う実験器具
今、なかなか実験が思い通りにいかないのでかなり苦戦しています。普通ではできないことをさせてもらっているので、学べることをすべて吸収して帰りたいです。
卓球クラブは150人以上の方々が登録していて、ほとんどが年上の大人です。とても仲良くしてもらっています。普段高専でやっている練習環境と全く違ってとても面白いです。また、様々な職業の台湾人の話を聞けます。
苗栗の卓球クラブの様子
週末はほとんど研究室のチューターたちと台湾の観光に行きました。台北から台南まで、ひとりでは行けないようなところにたくさん連れて行ってもらい、素敵な経験をたくさんしました。
台湾は賑やかで、ご飯がとても美味しいです。私は台湾の朝ご飯が大好きです。そして何よりみんな親切でとても住み心地がよいです
今回が人生初の留学なのですが、純粋にすごく楽しんでいます。台湾は英語が話せる人も日本に比べて多いです。しかし、母国語は中国語なのですべての人が英語を話せるわけではありません。私は中国語を理解できないので、とても不便に感じます。滞在する国の母国語を話せることの重要さを実感しています。
初めの1ヵ月は高専の留学プログラムに参加していた学生と一緒だったのですが、後半の1ヵ月は日本人ひとりの生活になりました。他の日本人が帰国してしまって最初は凄まじいホームシックに襲われました。そんな時、現地の台湾の方々にとても優しくしてもらい、本当に救われました。たくさんのことをしてもらってばかりなので、どんな恩返しができるかいつも考えています。
台南の奇美博物館にて。右はチューターの「のの」(邵翊寧)
研究室のメンバーと台中・勤美術館を参観
すごく長く感じていた2ヵ月の留学も残すところあと2週間になりました。ラストスパート思い切り楽しみたいです。
【トビタテ!留学JAPAN(プロフェッショナル分野)】
留学期間:2018年8月11日~10月5日