独立行政法人国立高等専門学校機構 宇部工業高等専門学校

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vol.27 福永乃々椛(トビタテ!留学JAPAN)

シンガポールの技術発展に学ぶ無人コンビニ監視システムの普及戦略

ナンヤンポリテクニック

経営情報学科3年 福永 乃々椛
留学期間:2024年8月19日~9月26日
トビタテ!留学JAPAN

私は8月19日から9月26日までの約一か月間、海外研修としてシンガポールのナンヤンポリテクニックへ行きました。私は現在、日本で進んでいる過疎化による地方の労働者不足問題を無人コンビニを地方で普及させることによって解決したいと考えました。そこでナンヤンポリテクニックにはシンガポールで初の無人コンビニが設置されていることを知り、興味が湧いてこの海外研修に参加しました。

チアーズに訪問した時の様子

チアーズの防犯カメラ

無人コンビニに使われている技術の中でも特に重要なのが防犯システムです。そのため私は、最も技術が発展しているシンガポールで監視技術を取り入れました。ナンヤンポリテクニックにある無人コンビニCheersの防犯カメラには監視技術や画像処理を行うことのできるビジョンシステムが導入されています。私はビジョンシステムとロボットを使った研究を行いました。ロボットはプログラミングすることによって動かします。統合させることでロボットが部品を移動させる際に部品についた傷を検出して取り除いたり、色の識別が出来たりました。ナンヤンポリテクニックの学生にはCheersについてのアンケートに協力してもらい、より無人コンビニについて詳しく調査することができました。
これらを通してこのビジョンシステムを日本の無人コンビニにも導入することで、日本では実現できなかった優れた監視システムが可能になるのではないかと思いました。また、この技術を地方で普及させることで無人コンビニをさらに増やし、無人での24時間営業を実現でき、労働者不足問題の解決に繋げることが出来ると思いました。防犯面以外でもCheersについてマネージャーの方にたくさんお話を伺うことができ、更に興味を持つことが出来ました。

現地の学生と他高専との集合写真

私はこの研修でナンヤンポリテクニックの学生と交流してたくさんの友達を作りました。英語を話すのが不得意な私にも優しく話しかけてくれたことがとても印象に残っています。シンガポールの方々の親切さによって、より良い研修を行うことが出来ました。お世話になった方々に感謝を忘れずたくさんの思い出を大切にして、さらに国際交流に参加していこうと思いました。

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