独立行政法人国立高等専門学校機構 宇部工業高等専門学校

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目的別

伊藤大起さん

ITO Hiroki

伊藤 大起さん


株式会社リヴァンプ
平成28年3月 経営情報学科 卒業

マーケティングで地方貢献を目標に

マーケティングの仕事って何をしているの

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仕事風景

私は東京の経営コンサルティング会社で、企業の経営・マーケティング課題の解決に取り組んでいます。具体的には、市場や競合の動向を分析し、自社のプロダクトをどう売り出していくべきか戦略を立て、それに基づき戦術となる施策の立案・実行を支援しています。施策にはTVCM・OOH・デジタル広告の出稿、WEBサイトの設計・改修、SNSの運用、CRMの実施、BPRなど様々な手法が存在していますが、企業が投資できる予算は限られているため、マーケターは最も効果を得られる最適な采配を考える必要があります。
また、施策を実施した後は、実際にどの程度の効果があったのか計測し、その結果から新たな改善案を出すという、俗に言うPDCAサイクルを常に回します。このような、企業の商品が売れる仕組みを構築する一連の活動をマーケティングと呼び、その仕事に従事しています。
マーケティングは非常に幅広い分野なので、いきなりすべてをカバーすることは難しく、まずは1領域での専門性を身に付け結果を出し、徐々に裾野を広げていくというキャリアステップが一般的です。
自分が立案した施策がうまく成果を出し、クライアントの業績向上に貢献できたとき、大きなやりがいを感じます。

将来は地元の山口を含め、地方に貢献できる人材になりたい

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副業の仲間たちと

就職活動時、「自分のモチベーションが上がることか」、「市場のニーズが高いか」、「自分が活躍可能か」という3軸で職種を選ぼうと考えました。情報収集のため様々なインターンシップに参加したり、先輩の話を聞くといった活動をした結果、「地元・地方のためならモチベーションが上がる」「地方にはマーケティング人材が不足している」「マーケティングの仕事は自分に向いていそう」という整理となり、地方で活躍できるマーケターになろうと決意しました。そのために、まずは東京の最前線で経験を積み、そのノウハウを地方に持って帰ろうと考え、東京でデジタルマーケティングの会社に就職しました。
現在は、これまで培ったスキル・経験をもとに、本業とは別で地方の企業支援を副業として挑戦しています。副業現場で直面した理想とのギャップを元に、今後必要なスキル・経験を整理して、これからのキャリア戦略を考えているところですが、将来の夢に向かって着実に前進していると感じています。

私が宇部高専経営情報学科を選んだ理由

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クラスマッチでの集合写真

高専を選んだのは、手に職をつけて確実に就職できるようになりたいと考えたからです。当時就職難が囁かれており、専門性を身に付けて確実に就職できるようになることをとても意識していました。その中でも、経営情報学科を選んだのは、全国でも珍しい学科で興味を持ったこと、工業系よりもビジネス系のことを学びたいという理由でした。

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ゼミの仲間との交流

高専時代に様々な経験をした結果、卒業後に就職せずに大学進学をしていますが、高専を選択したことは後悔していません。高専での学びを土台にして大学で学べたことは、むしろ他の人にはない武器にできています。

経営情報学科で学ぶことはビジネスで役立つことばかり

高専で学んだことは様々なところで活きています。例えば、今は経営コンサルティングの仕事をしていますが、経営分析をする際に、決算書を読み解くことは必須なのですが、その際には会計の知識が役立っています。また、WEBサイトの設計を行うとき、エンジニアの方と連携するのですが、高専時代に学んだプログラミングの考え方が根底にあるので、コミュニケーションを円滑に取れています。
経営・経済・IT・英語の知識は、非常に多くの場面で役に立つことを社会に出て実感しています。ただ、学んだことはやはり実務で使わないと身にならないなということも痛感しています。
在学生のみなさんは、是非企業のインターンシップなどに参加して、実際に学んだことをアウトプットする機会を積極的に掴みに行っていただければと思います。学んだ知識を使って初めて、意味のあることなのだと実感できると思います。今は様々なプラットフォームで学生インターンシップを募集しているので、興味のある方は調べてみてください。

高専時代は英語で一番になりたかった

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全国高専英語プレゼンテーションコンテストで

高専時代は特に英語学習に力を入れました。理由は、将来はグローバルに活躍する人になりたいと考えていたことと、それ以上に「高専生なのに英語が得意」というポジションを築いてみたかったからです。特段目立つ学生でもなかった私ですが、内心ではもっと目立ちたいなと実は思っていました笑。当時若干得意だった英語で突き抜ければ周りと差別化が図れるのではと考え、全員が受ける必要のあったTOEICで高得点を取ることをターゲットとして勉強に励みました。結果、点数では全学年的にも上位の点数を3年次から取得することができ、卒業時には925点まで点数を引き上げることができました。その甲斐もあり、全国高専英語プレゼンテーションコンテストの機会も先生からいただき、クラスメイトとチームを組んで応募し、予選を突破して全国出場を果たすといった経験も得ました。当時協力してくれたチームメンバーには非常に感謝しています!
結果的に、先生や周りから「英語ができるやつ」と多少なりとも認識してもらえたのではないかなと思っています。

自分の頭で”考えて”悔いのない選択を

私は高専卒業後、就職せずに大学進学を選択しています。理由は2つ。1つは就職する前にもっといろんな経験を積んで視野を広げたかったから。もう1つは就職先の選択肢を広げたかったからです。高専3年次に、オーストラリアのニューカッスルに1ヶ月だけ短期留学を経験したのですが、そのときに多様な考え方に触れ、自分が生きてきた世界がいかに狭いのかを痛感し、もっといろんな機会に触れてみたいと強く思うようになりました。4年次には、世の中には多種多様な仕事がある中で、高専卒業時に選択できる職域だけでなく、もっと可能性を広げた上で自分の仕事を選びたいと考えるようになり、大学進学が最適だと判断し、編入を決意しました。良い決断だったという自負がありますが、自分がどうすれば納得できるのか、後悔をしないのかしっかりと考え、自らの意思で選択したことが重要だったと感じています。
進路選択の理由は人それぞれかと思いますが、周りに流されるのではなく、自分が本当はどうしたいのか、自分にとってやりがいを持てる人生とは何かをじっくりと考え、本心を把握することが重要だと思います。考えても自分がどうしたいのかよくわからない場合は、一度大学や専攻科に進学して経験値を増やしてみても良いと思います。高専生の高いポテンシャルを十分に発揮するためにも、焦らず納得の行く選択を探してみてください。

現在までの経歴

2010年 山口市立阿知須中学校 卒業
2010年 宇部工業高等専門学校 経営情報学科 入学
2015年 宇部工業高等専門学校 経営情報学科 卒業
2015年 九州大学 経済学部経済経営学科 入学
2017年 九州大学 経済学部経済経営学科 卒業
2017年 株式会社セプテーニ 入社
2018年 株式会社TBWA HAKUHODO 入社
2020年 株式会社リヴァンプ 入社
2021年(現在) 株式会社リヴァンプ

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