2016.11.15
11月1日(火)、宇部高専と永進専門大学(韓国)は、宇部高専校長室において、教員間の交流や学生交流プログラムの実施、共同研究の推進を目的とした学術交流協定の調印式を開催しました(交流協定は7月1日付けですでに締結済み)。
調印式前の懇談において
式典では、宇部高専の三谷校長と永進専門大学の柳鏞熙副学長が協定書に署名し、両校の交流を深めていくことに合意しました。式典の後は、永進専門大学柳鏞熙副学長と国際交流室長銭相杓教授が、田川准教授の案内で本校の実習工場、情報処理室、図書館、学生寮、テクノセンター棟を見学しました。
協定書に調印する柳副学長(左)と三谷校長(右)
協定書を手に握手を交わす柳副学長と三谷校長
永進専門大学は、注文式教育というユニークな教育システムを開発した大学で、韓国国内で教育内容・就職率などの総合評価で全国1位を獲得している工業系の短期大学です。特に即戦力となる技術者育成と英語教育に力を入れており、大邱広域市中心部にある第1キャンパスには大学本部と各専門学科の校舎が、第2キャンパスには産学連携研究所と慶北イングリッシュ・ヴィレッジがあります。
永進専門大学との交流は、平成27年10月に宇部高専テクノカフェ第10回セミナーを開催した際、永進専門大学韓日企業センター長金泰均教授からご講演頂いたことから始まりました。当該講演を契機に、永進専門大学崔宰榮総長のお招きにより、2016年1月三谷校長と田川国際交流室員が永進専門大学を訪問しました。今後、共同研究の推進と学生派遣・受入プログラムの開発を進め、両機関で相互に協力し、長期的に強い協力関係を築くために学術交流協定を締結しました。
今後の交流として、本校において平成29年1月に永進専門大学コンピュータ応用機械系列の学生10名を10日間短期留学生として受け入れます。平成29年3月には本校の学生12名を慶北イングリッシュ・ヴィレッジに派遣し、英語と韓国文化を学ぶ異文化研修を行います。平成29年の夏休みからは、本校学生が永進専門大学で1ヶ月間の海外研修をスタートさせることになっています。
関係教職員による記念撮影
永進専門大学の概要(平成28年11月現在)
・名 称:永進専門大学(英語名:Yeungjin College)
・代表者:崔宰榮
・設 立:1977年
・学生数:約8000人
・学科構成:コンピュータ情報系列、コンピュータ応用機械系列、電子情報通信系列、デジタル電気/医療系列、建築インテリアデザイン系列、デザイン系列、デジタル経営系列、国際観光系列、社会福祉科、幼児教育科、国防電子通信科、養護科、児童体育科