2017.02.13
宇部高専制御情報工学科4年の田村さんが、宇部市の取組のひとつとして参加している「チャレンジ!!オープンガバナンス2016」(主催:東京大学公共政策大学院「情報通信技術と行政」研究プログラム)の「大規模災害時における適切な支援」の地域課題解決に応募しました。
オープンガバナンスとは、市民と自治体がオープンな姿勢で協働しながら地域の課題に取り組んでいく社会の仕組みのことです。宇部市は地域課題として、「わかりやすい健康情報の提供による市民が主体の健康づくり」、「ごみの減量化」、そして「大規模災害時における適切な支援」の3つを課題として取り上げています。
2月3日(金)に、宇部市役所にてアイデア応募報告会が開催されました。田村さんは、“災害時の非常発信と災害シミュレーション”と題して、宇部市が用意しているオープンデータを利用するスマートフォンを使った被災者等の状況を周囲の人たちに知らせたり、日頃から災害時対応の訓練ができるようなシミュレーションゲームの提案をしました。このシステムのアイデアを出すために、市役所職員からの聞き取り調査などを行い、実現性の高いシステム作りを目指しています。
発表する田村さん
全国からの応募数は68件であり、そのうち13件が最終公開審査に進みました。残念ながら田村さんは選ばれませんでしたが、アイデアは評価され、ポスター掲示の対象となりました。
ポスターは3月12日(日)、最終公開審査会場である東京大学武田ホールに掲示される予定です。