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カオタン工業短期大学 KOSENモデルコースのメカトロ二クス学科開講式が執り行われました(海外展開事業・ベトナム)

NEWS

2020.11.30

2020年10月17日 ベトナムのホーチミン市の中心街にあるカオタン技術短期大学(CAO THANG Technical College, CTTC)で、高専モデルコースのメカトロニクス学科【Mechatronics Engineering Technology (based on KOSEN model- Japanese)】の開講式が行われ、同学科に男子174名が入学しました。高校を卒業した学生を受け入れる3年間コースです。CTTCは、ベトナムへの高専教育(Kosen Model Program)の導入支援事業として3校目の開講になります。

宇部高専は幹事校として、協力支援校である有明高専と協力して、2015年よりカリキュラムやシラバス等を改善してきました。

開講式では、COVID-19のため、渡越が叶わなかった国立高専機構 谷口 功 理事長に代わり、KOSENベトナムリエゾンオフィス(KOSEN Vietnam Liaison Office)の林田 栄治 所長、タンリー職員が出席しました。

カオタン技術短期大学は1906年に設立され、商工省直属の公立本校
高度な技術者人材を訓練することに取り組んでいる

開講式は、伝統的な舞踊から始まり、“We Are the Vietnamese.”という意味の国の発展を願う歌が、最初はソロで、次に男女4名からなるグループの学生シンガーによって披露されました。

伝統的な舞踊の披露①
(正面左が、高専機構から送られた生花)

伝統的な舞踊の披露②
(正面左が、高専機構から送られた生花)

その後、国家斉唱、校長スピーチ、林田所長による高専機構 谷口理事長からの祝辞代読、商工省組織人事局次長スピーチ、労働傷病社会問題省職業訓練局長挨拶、ホーチミン日本商工会議所企業交流委員長挨拶がありました。

Le Dinh Kha (レ・ディン・カ)校長

KOSENベトナムリエゾンオフィスの林田 栄治 所長
タンリー職員

その後のパネルディスカッションでは、Nidec Sankyo Company オペレーションマネージャーのHenry Tan Pham (ヘンリー ・タン ・ファム)氏、日生エレクトリックベトナムカンパニー(NEV)総務課長Nguyen Thi Huyen Thanh (グエン・ティ・フエン・タイン)氏、カオタン技術短期大学副学長 Truong Quan Trung (チュオン・クアン・チュン)氏、同校メカトロニクス学科主任Nguyen Thanh Phuoc (グエン・タイン・フォック)氏、および林田 栄治 所長が登壇しました。

林田所長より、日本の高専の仕組みや特徴、卒業後の進路について説明を行いました。学校からは多くの日系企業との連携への期待が語られると共に、教育レベルを世界標準への引き上げを目指す意気込みなどが語られました。また、企業はこれまでのインターンや同校からの採用の実績などについて触れ、学生に学んでほしい項目などが共有されました。

パネルディスカッション
テーマはKOSENモデルの導入 – 導入のメリットについて-

盛大な開講式を通じて、CTTCの高専モデルコースが、日系企業との更なる連携やベトナムの工業化に向けて強く期待されていることが確認できました。

集合記念写真


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