2021.11.24
令和3年10月28日(木)に本校OBでドイツ在住の金子慎嗣さんを講師にお迎えし、第4回グローバルエンジニア講演会「ヨーロッパ移住計画~凡人でも可能~」をオンラインで実施しました。
この講演会は、グローバルエンジニア育成事業「国際コミュニケーション力に優れたエンジニア育成のための基盤教育の充実」の一環として企画したものです。
司会進行も学生が行っています |
金子さんは、本校物質工学科を卒業後、関西の化学会社で2年半勤務。さらに可能性を伸ばしたいと考え、本校専攻科物質工学専攻で学び直し、ドイツ・ベルリン工科大学大学院に留学。エネルギー工学とデータサイエンスを学びました。ドイツでのインターシップを経て、2022年1月からはスウェーデンのバッテリー関連企業でデータアナリストとして勤務します。。
講演では、渡航するまでの英語の学習方法や、留学中の授業や交流などご自身の経験談を交えてざっくばらんにお話しいただきました。会場は、講演中も質問が飛び交うなど親しみやすい雰囲気に包まれ、学生や教職員約30名の参加者は、ユーモアを交えながら率直に応えられる金子さんの話に耳を傾けていました。
金子さんは最後に、「自分の夢を具体化して。調べることは学年関係なくできるはず。英語力は大切だけれど、とにかく人生を楽しんでほしい。」と学生にメッセージを送っていました。
講演中の様子① |
講演中の様子② |
記念写真 |
学生の皆様へ
今回の講演の様子は、【オンライン(office365に◎ube.kosen-ac.jpのアカウントでログインする必要があります)】で公開されています。当日都合が合わず参加できなかった方、この記事で初めて講演会の存在を知った方…。宇部高専の学生であればだれでもアクセスできますので、多くの皆様の視聴をお待ちしています。(◎を@に置き換えてください。動画の視聴に関するお問い合わせは本校学生課教務・入試係まで。)
参加した学生のコメント
土肥 珠梨さん(物質工学科1年)
私は、将来世界で活躍できる研究者になりたくて、今回の講演会に参加しました。ユーモアを混じえた楽しい講演会で、海外で働くことのメリット・デメリット、厳しさを学びました。
まず、英語力についてです。私はDMM英会話をやっているので、英語は他の学生よりも話せると思っていました。しかし、今回の講演会で自分の考えの甘さを痛感しました。
また、講演の中で、金子さんは自分のことを「凡人」と仰っていましたが、行動力が他の人より長けており、さらに長期的に継続できる努力家であることを感じました。
今回の講演会で学んだことを、自分の将来を決めるときにぜひ活かしていきたいと思います。また、学生のうちから将来の選択肢を狭めてしまわないようにしっかり勉強して、自分の可能性を広げていきたいです。
森 美咲さん(物質工学科3年)
私はもともと海外に興味があり、私にとって金子さんの話はとても身近なものだったので、司会に立候補しました。金子さんはとてもユーモアあふれる方で、学生全員が楽しく参加できているのを感じました。
私自身も、金子慎嗣さんの講演会を通して多くの学びを得ることができました。今回私が一番参考にしたいと思ったことは、「死ななければ大丈夫精神」です。金子さんは様々な場面でかなり努力をされてきていると感じました。金子さんのようにリスクを恐れず、過去にとらわれないことは私にとってはかなり勇気のいることです。だからこそ、それを実践してきた話に刺激を与えられました。
私の中で海外は憧れですが、単なる憧れで終わらせず夢を実現するためには、誰よりも乗り越えなければならない壁が多くあることがわかりました。私は夢を実現させるために努力を惜しまず、まず今、私ができること、すべきことに集中して楽しんでいきたいと思います。