独立行政法人国立高等専門学校機構 宇部工業高等専門学校

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国際寮入寮者説明会を開催しました

NEWS

2022.03.10

令和4年2月16日(水)、国際寮の入寮説明会が開催され、4月から入寮予定の長期留学生を含む在校生52名が入寮の説明を受けました。

国際寮で生活する心構えについて語る松野寮務主事

国際交流について説明する畑村学留学交流室長

説明会の冒頭では、松野寮務主事が国際寮に入寮する上での心構えについて説明。続いて畑村留学交流室長が、国際寮で生活するメリットや、国際寮で目指したいとしている、海外研修先で訪れた台湾のシェアハウス型の寮の雰囲気についての経験談を紹介しました。

台北のシェアハウスの体験を語る末永さん

次に、末永登夢さん(経営情報工学専攻2年)が、専攻科1年時に休学して10ヶ月間台湾留学をした際に、台北のシェアハウスでカナダ人や台湾の社会人、学生と共同で生活をした体験を発表しました。発表では、様々な国・立場の人と生活をすることで対人能力が身についたことや、文化の違いからアメリカ人のルームメイトに勘違いをされたエピソードなどを紹介。学生はリアリティあふれる経験談に興味深く聞き入っていました。

末永さんに質問する入寮予定の学生

今後、本校では、国際寮を中心にして国際交流活動を展開してまいります。


学生のコメント

稲田未優さん(物質工学科1年)

今回、末永登夢さんの、台湾シェアハウスでの生活に関する話を聞いて、海外で10ヶ月、しかもシェアハウスで生活する行動力にとても驚きました。
私は宇部高専に入学してから寮生活を始めましたが、慣れるまでは大変なことも多かったです。同じ日本人でも苦労するのに、文化も言語も違う外国人と生活するのは想像を超える苦労があったのではないかと感じました。しかし、講演がすすむにつれ、そうして身につけた協調性や他人を理解する心が、世界中の差別や偏見を少なくでき、自分自身の成長にもつながることに気づきました。
4月から国際寮に入寮して挑戦したいことは、留学生と積極的にコミュニケーションをとることです。特に海外の文化に興味があるので、留学生に日本の文化を伝えたり、逆に外国の文化を習ったりしたいと思います。
私は昔から英語が好きでしたが、これまで外国人と話したり交流したりする機会はありませんでした。留学生と気軽に交流できる国際寮は貴重な空間だと思います。4月から様々な体験ができるのが、今からとても楽しみです。

末永登夢さん(経営情報工学専攻2年)

私は、台北のシェアハウスで世界中の人々との共同生活を通じて、異文化理解や協調性、自立心を養いました。私が特に印象に残っているのは、想像以上に語学力が伸びたことです。共同生活を始める以前は外国語を話す自分の姿を想像することは困難でしたが、シェアハウスでの生活を通して、中国語と英語での会話に困らなくなりました。
これから宇部高専の国際寮で始まる生活でも、きっと同じような体験をできると思います。コロナウイルスの影響で思うように国際交流活動ができない学生の皆さんにとって、国際寮での生活は大きな刺激を受けられるいい機会になる事でしょう。国際寮で生活する後輩たちが先頭に立って、宇部高専の国際交流を盛り上げて欲しいと願っています。


国際寮とは

国際寮は、国立高専における国際交流の拠点となるべく全国51高専中17校に予算措置されたもので、中国地区では津山高専と本校の2校に設置されています。鉄筋コンクリート造3階建てのシェアハウス型構造で、交流スペースと6~7室の個室からなるユニットが男女別に計10部屋あり、入居定員は68名です。
令和4年4月から本格的な運用が始まり、外国人留学生と日本人が日常的に混住します。コロナ禍後には短期留学生も受け入れる予定であり、国際寮を拠点に異文化の相互理解の促進やグローバルマインドの醸成などが期待されます。

国際寮と白鳥寮の違い

国際寮は白鳥寮の一部です。このため、寮の規則や食堂、大浴場などは既存の5つの寮棟と同じです。
一方、既存の寮と大きく異なるのは間取りです。
現在ある既存の5つの寮棟では、そのいずれもが1~3名(※現在は新型コロナウイルス感染症対策のため最大2名で運用)の居室で構成され、加えて各フロアには補食室や洗面、洗濯室などの共用スペースがあります。
これに対して、新設された国際寮はユニット単位のシェアハウス型構造となっており、各ユニットには上記の共有設備のほかにシャワー室も完備されています。また、1階にはハラル対応の専用キッチンも新たに設置しました。加えて、寮生だけでなく全学生が利用できるスタディルームも設けており、国際交流イベント等での活用が見込まれています。


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