独立行政法人国立高等専門学校機構 宇部工業高等専門学校

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令和3年度地域教育成果報告会を開催

NEWS

2022.03.29

令和4年2月21日(月)、令和3年度【地域教育】成果報告会を開催しました。

今年度の報告会では、「中山間地域(伝統工芸)」「共生社会(障がい者)」「高齢者」「農業」「観光振興」「地域資源(竹)」「まちなか(商店街)」などをテーマに課題解決に取り組んだ13チームが活動の成果を披露しました。報告した学生は、自身の課題解決への道のりや今後の課題、活動を通して感じた思いを自分の言葉で話しており、地域の中で貴重な経験を積んだことが窺えました。

コロナ禍における観光振興をテーマとした「観光チーム」の発表

また当日は、例年と同様に学生が活動するにあたりご協力いただいた企業や地域の皆様、学校関係者も報告会の様子を見守ってくださりました。加えて今年度はビデオ会議システムを利用した配信も実施し、遠方に居住する等で来場が難しい関係者の報告会参加も実現しました。

最後になりますが、年間を通じ、学生の地域課題解決活動にご協力いただきました皆様方にこの場をお借りして感謝申し上げます。来年度も学生が様々な地域課題の解決に取り組む予定です。地域の皆様方におかれましては、引き続き、連携・ご協力をいただきますよう、お願い申し上げます。


地域教育初!功労表彰

令和3年度地域教育成果発表会の終了後、地域教育に継続的かつ精力的に取り組んだ小野プロジェクトの「和紙boys」に地域教育初の功労表彰を行いました。

チーム名 サブチーム名 学科(学年) 氏名
小野プロジェクト 和紙Boys 制御情報工学科(5年) 安重颯人
小松尾真優
来嶋紘知

和紙boysは、1年次より5年間継続して地域教育を履修。特に、3年次から5年次では、小野観光推進協議会文化伝承部会と協力し、宇部市小野地区の伝統工芸品「小野和紙」の生産のプロセスに欠かせない、和紙の原料となる楮(こうぞ)繊維を叩解する機械「ビーター」を製作しました。
【製作した「ビーター」は昨夏に現地に設置することができ】学内限定、さらに本発表会までに、「ビーター」の操作マニュアルの作成・贈呈など、すべての活動予定を完了させることができました。

自らが漉いた和紙で制作した功労表彰状

この努力と功績を讃え、三浦教務主事より表彰状が手渡されました。なお、この表彰状は学生自らが漉いた和紙で制作されており、5年間の集大成の証にもなっています。


地域課題解決型PBL(Problem/Project Based Learning)「地域教育」とは?

宇部高専では、2017年度よりエンジニアリングデザイン能力醸成、課題発見能力育成および数多くのイノベーション創出を目的とした地域課題解決型PBL「地域教育」を開講、今年で5年目になりました。課題を与える(選択する)のではなく、自らが課題を発見するところから取り組み、提案に留まらず年間を通じて実践活動をすることで、今、社会が求めている「待ちではなく、自ら考え、提案、行動できる人材」を育成するアクティブラーニング型の授業を展開しています。
授業では、学年学科横断型で同じ課題をテーマに掲げたメンバーがチームを構成。今年度は中山間地域(伝統工芸)」「共生社会(障がい者)」「高齢者」「農業」「観光振興」「地域資源(竹)」「まちなか(商店街)」などをテーマに13チームが課題解決に取り組みました。


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