2024.08.23
令和6年7月14・15日、宇部高専が学術交流協定を結ぶ台湾国立聯合大学(苗栗市)八甲キャンパスにて、第7回日台国際カンファレンスが開催され、本校の教員・学生が研究発表を行いました。
カンファレンスの開催を知らせる看板 | カンファレンスに先立って開催された高専と聯合大学の関係者の意見交換会 |
本カンファレンスは、平成26年に宇部高専が聯合大と学術交流協定を締結したことを契機として、主に中国・四国地区の国立高専と聯合大との間で活発化した学生交流を発展させる形で、平成29年9月に聯合大で第1回が開催され、以後、聯合大と中国・四国地区の国立高専との間で毎年交互に開催されています。
口頭発表後に司会の小林和香子先生から | 口頭発表をする本校学生 |
今回のカンファレンスには、日本側から104名、台湾側から83名、計187名の参加があり、宇部高専からは学生20名、教員6名が参加しました。2日間に渡り、活発な質疑応答が行われました。
口頭発表後の畑村学先生(中央)
学生からのコメント
中村 美月さん(経営情報工学専攻1年)
私が第7回NIT-NUU日台国際カンファレンスに参加した理由は、本科4年次に学内で台湾からの留学生と交流した経験から、台湾の人々や文化に興味を持ったためです。今回のカンファレンスは、現地で台湾の文化を体験するよい機会だと考えました。
研究発表は大学内にある会場で行われました。私は、Management分野にて、”Estimating the Medium- to Long-term Impacts of the Nadeshiko Brand Selectionon Firm Performance using the Synthetic Control Method”の題目で口頭発表を行いました。無事に発表を終えることができるのか不安でいっぱいでしたが、聞き手の方の反応が温かかったこともあり、本番では練習した通りに落ち着いて発表することができたと思います。
カンファレンスでは、大学内での研究発表に加え、舊山線鐵道自行車(レールバイク)を体験するツアーや歓迎会も行われました。これらの体験を通じて、台湾の歴史や食文化を理解すると同時に、聯合大学や他高専の教員・学生との交流を深めることができました。
英語を用いた発表に苦手意識があることから、研究発表の準備にはとても時間がかかり苦労しましたが、現地での貴重な経験を通じて、カンファレンスに参加してよかったと強く実感しています。これも、熱心にご指導くださった松野先生やゴーシュ先生のおかげです。
最後に、海外の文化を学ぶことに少しでも興味があれば、カンファレンスを体験する価値は十分にあると思います。参加を検討している人はぜひ挑戦してみてください。
岡本 涼花さん(物質工学科3年)
私たちのグループは、第7回日台国際カンファレンスのポスター発表の部門で、「宇部高専ボードゲーム開発プロジェクト」で開発したカードゲーム「ワードコネクター」について発表しました。
ポスター発表のブースでは、英語でのプレゼンテーションということもありみな緊張していましたが、聯合大学や高専の先生方が気さくに話しかけ、発表を聞いてくださったため、想定していたよりも肩の力を抜いて行うことができました。発表内容、質疑応答を全て英語で行わなければならなかったため、私たちの英語力は確実に上がったと感じています。
また、質疑応答の際にアドバイスをしてくださる先生もおられ、今後プロジェクトの活動でプレゼンテーションを行う機会が度々あるので、その点においても実りのある有意義なカンファレンスとなりました。
会とは別に台北と苗栗の観光もしました。台北は都会の街並みでしたが、苗栗は台北よりも田舎で、定期的に開かれる朝市と夜市で食事をしたり、廟という日本でいう寺や神社のような建物でお参りをしたり、苗栗で暮らす人々の伝統的な暮らしを体験することができました。
この経験をこれからのボードゲーム開発や国際交流活動に活かし、グローバルな人材として社会で活躍できるよう成長していきたいと思います。
日台国際カンファレンスの様子
初日の午前に行われた苗栗・三義観光①
初日の午前に行われた苗栗・三義観光② | 初日の午前に行われた苗栗・三義観光③ |
初日夜のバンケットの様子。参加した高専生が集合
バンケットにて壇上に上がる宇部高専生 | ポスター発表の様子 |
ポスター発表後の佐藤美空さん(電気工学科3年)と中村真梨子さん(電気工学科3年)
ポスター発表後に新居浜高専・鈴木康司校長から認定証を受け取る進藤佳奈さん(物質工学科5年)
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