2024.10.16
令和6年8月19日(月)から9月26日(月)まで本校の本科生2名と専攻科生1名が、マラ工科大学(マレーシア)にて海外研修に参加しました。
各自が設定した研究計画を元に、マラ工科大学の先生や学生の方々と一緒に研究活動に取り組みました。
参加学生のコメント
中村 陸さん(物質工学科3年)
5週間、マラ工科大学で研修を行いました。
ANSYS FLUENTというソフトウェアを使用した、血管内の血液の流動のシミュレーションを行いました。パソコンを使用したシミュレーションという宇部高専では取り組んだことのない分野への挑戦でした。
休日はマレーシアの植物や動物が見られる場所をメインに観光しました。ネガラ動物園というマレーシア最大の動物園や、植物公園、バードパークへ行きました。日本では見ることのできない自然を見ることができ大変貴重な体験になりました。
マレーシアでは殆どの人に英語が通じるため、基本的に英語を使用して生活しました。今までは英語を話すことに抵抗がありましたが、今回の留学で無くすことができました。思い通りにいかないことも多々ありましたが、楽しく充実した研修になったと思います。
![]() 研究室でシミュレーションしている様子 | ![]() ネガラ動物園での記念写真 |
前田 琉瑠さん(物質工学科3年)
私は約1ヶ月間、マラ工科大学の海外研修に参加しました。マレーシアの先生やスタッフの方が温かく迎えてくださったお陰で不安はすぐに吹き飛び、想像を遥かに超える良い経験となりました。
私は食品工業の排水処理に注目し、最も適切な条件を見つける研究をしました。小麦粉で食品排水を再現し、凝固剤の種類やpH、その他試薬の滴下量などのパラメータを振りながら進めていく実験でした。実験は2人の学生がサポートしてくださいました。私の実験は撹拌する待機時間が多くあったため、その時間にそれぞれの言語や食事、文化について教え合っていました。2人のおかげで1日中充実して楽しかったです。
マレーシアの方々は、気さくで親しみやすく、思いもよらないところで仲良くなれた方が多いです。そして日本を大好きな方がたくさんいます。昔の漫画から最近のアニメまで愛を語ってくださり、私は日本人としてとても誇らしかったです。
この約1ヶ月間でマレーシアの独立記念日(8/31)や、マレーシア・デー(9/16)があったり、大学の方が毎日些細なことでも詳しく教えて下さったりと、異文化を間近で感じられる機会が多く、貴重な体験ができました。
また、これまで宇部高専と交換留学していた方々と再会し、ショッピングや観光、バーベキューなどを楽しめたことがとても嬉しかったです。例年通り、3学期からマラ工科大学の学生が来るので、思い出作りや生活のサポートを頑張ります。
![]() マラ工科大学の学生たちとの記念写真 | ![]() 成果報告会の質疑応答の様子 |