2023.09.29
グローバルアントレプレナー研修の一環として、7名の学生がベトナム・ハノイ市の商工短期大学(COIT)を訪問しました。
![]() ウェルカム・セレモニー |
![]() COIT校長先生に挨拶 |
![]() ハノイ市内観光 |
この研修では、①ベトナム協定校での海外研修プログラム開発のための調査、②日本語・英語での交流活動ならびに教材開発、③国際協力事業のサポートを研修目的として7月から準備を進めてきました。
研修は以下のスケジュールで実施。現地のCOIT産業電子学科KOSENモデルコースの3・4年生計31名と日越混成チームを結成し、PBL活動や日本語学習サポートのための交流活動を通じて濃密な時間を過ごしました。
●スケジュール
9月11日(月)日本語交流、PBL(物理学)、キャンパスツアー
9月12日(火)日本語交流、PBL(物理学)、現地日系企業(Vietnam Honda)見学
9月13日(水)Cultural Festival (Cultural exchange between Vietnam and Japan)
9月14日(木)日本語交流、PBL(電気)、PBL(5S)
9月15日(金)日本語交流、PBL(電気)、Final ceremony
![]() 日本語交流① |
![]() 日本語交流② |
![]() PBL(物理学)① |
![]() PBL(物理学)② |
![]() Cultural Festival① |
![]() Cultural Festival② |
●参加者一覧
所属 | 学年 | 氏名 |
---|---|---|
電気工学科 | 2 | 佐藤 美空 |
物質工学科 | 2 | 大西 虹春 | 物質工学科 | 2 | 城石 こゆき |
経営情報学科 | 2 | 吉永 瑛紀 | 電気工学科 | 3 | 金澤 響己 |
経営情報学科 | 4 | 繁山 蘭 |
電気工学科 | 5 | 上村 美織 |
![]() Final ceremony① |
![]() Final ceremony② |
参加者のコメント
繁山 蘭さん(経営情報学科4年)
私たち宇部高専生はCOITの学生と日本語交流を行いました。5日間でCOITの学生に基本的な挨拶と自己紹介を教えました。COITの学生はとても勉強熱心で、分からない発音があると積極的に聞いてきました。また、学校時間外でもSNSを使って私たちに慣れない日本語でメッセージを送ってくれるなど、日本語を学ぼうとする意欲がとても高く、私たちも楽しく教えることができました。
最終日にはCOITのほぼ学生全員が今回学んだ日本語で、何も見ずに人の目を見て自己紹介をハキハキ出来るまでに至りました。5日間という短い時間でしたが、私たち宇部高専生とCOITの学生との仲も深まりました。
今後もオンラインなどを通してCOITの学生と国際的な交流を続けることは、私たちにとってもいい経験になると思います。
佐藤 美空さん(電気工学科2年)
私たち宇部高専生はCOITの学生と一緒にPBLに取り組みました。講師の油谷先生(北九州高専)の指導で車の衝撃緩衝バンパーを製作しました。ここでは4~5名のCOIT学生たちの中に宇部高専生1人が加わった日越混成チームで活動しました。言葉の通じない中で、お互いのアイディアを用紙にイラストや自国語で書き出したり、ジェスチャーで議論しました。それでも初日は上手く進めることができませんでした。しかし二日目以降は、お互いがこの状況をどうにかしようと心がけた結果、試作品の失敗から原因を調べて改良を重ねることで、個性豊かなバンパーを作ることに成功しました。また、電気工学に関するPBLにも挑戦しました。センサを使ったオリジナル製品案を考えるテーマで、ここでは私たち宇部高専生グループは日頃のグループアクティビティ経験を活かすことが出来ました。発表会では、COIT学生のチームはどれも宇部高専生の意見になかった製品案ばかりで、具体的にわかりやすいイラストでまとめており面白かったです。
私は、今回のベトナム研修で同年代の海外の友達の考えたアイディアを聞くことによって、いつもとは違う視点で物事を考えることができた気がします。また、たとえ言葉が違ってもお互いの意見に耳を傾けて、自分の意見を工夫して伝える、将来私たちにとって必要なコミュニケーション方法を学びました。
グローバルアントレプレナー研修とは?
起業に挑戦する人材や産業界でイノベーションを起こす人材の育成プログラムを開発・実施するための研修(アントレプレナーシップ=起業家精神)のこと。
COIT産業電子学科KOSENモデルコースとは?
ベトナムのハノイ市郊外にある商工短期大学 (College of Industry and Trade、COIT)。ベトナムへの高専教育(Kosen Model Program)の導入支援事業として、第二校目です。中学校の卒業生を受け入れる5年間教育ではベトナム初となります。
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