独立行政法人国立高等専門学校機構 宇部工業高等専門学校

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【地域教育】肉ヤ喜久輪と連携して「カツ恋弁当」を開発しました

NEWS

2024.03.06

令和6年1月22日(月)、地域課題解決型PBL「地域教育」でフードロス削減に取り組むチーム「桜リサーチ隊」と宇部市内食肉販売店「肉ヤ喜久輪」が開発した食べ残しが生じないオーダー型の弁当「カツ恋弁当」が期間限定で販売されました。

トンカツ、チキンカツ、ヒレカツなど衣が付いたチルド状態で販売されている製品に着目し、お客さんが食べられる量を注文して厨房で揚げて販売することにより、食べ残しを削減することができます。
容器の選定、盛り付け方、販売価格の設定など約3か月間、お店の方と打ち合わせを行い、販売にこぎ着けました。

店内での様子

カツ恋弁当

チーム名 テーマ 取り組み 学科・学年 氏名
桜リサーチ隊 フードロス
削減
店舗と連携してフードロス
削減に繋がる弁当の開発
物質工学科2年
物質工学科2年
大西 虹春
岡本 涼花

参加学生のコメント

大西 虹春さん(物質工学科2年)

 地域教育を通して、経営することはものすごく難しいことだと思いました。特に苦労したのは、弁当の値段設定です。利益と共に学生向けだということを考慮する必要があります。また、弁当箱も重要です。できるだけ安価で見栄えが良く、ちょうどいい量が入る物を探すのが大変でした。実際に商品として販売する場合、全てを解決する必要があります。今回、肉ヤ喜久輪さんと連携させていただき、経営者の視点で取り組めたことは、社会に出る際に生かせる貴重な経験となりました。
 「カツ恋弁当」は、期間限定の販売予定ですが、揚げたてのカツは常時発売されています。是非皆さん肉ヤ喜久輪さんにお立ち寄りください。

岡本 涼花さん(物質工学科2年)

 肉ヤ喜久輪さんと共同で弁当開発を行う中で、経営や商品を作ることの難しさを身に染みて実感しました。例えば弁当の値段を決める際に、容器や食材の原価など様々なことを考慮して設定しなければいけないことや、実際に販売する際にかかる手間や担当できる人数には制限があることなど、商品の販売はさまざまな条件をクリアした上で成り立っているものだと知りました。本来は食品ロスとなる廃棄野菜を弁当に使用したかったものの、農家さんからの安定した供給が難しいということで断念することになりましたが、諦めずに「カツ恋弁当」の販売が開始できたことは凄く自信になりました。


地域課題解決型PBL(Problem/Project Based Learning)「地域教育」とは?

宇部高専では、2017年度よりエンジニアリングデザイン能力の醸成、課題発見能力育成および多様なイノベーション創出を目的としたアクティブラーニング型授業として地域課題解決型PBL「地域教育」を開講しています。課題を与える(選択する)のではなく、自らが課題を発見するところから取り組み、実践活動することで、今、社会が求めている「待ちではなく、自ら考え、提案、行動できる人材」を育成しています。


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