独立行政法人国立高等専門学校機構 宇部工業高等専門学校

EnglishVietnamese
目的別

本校参画プロジェクトが「第32回地球環境大賞 農林水産大臣賞」を受賞しました!

NEWS

2024.03.04

本校と神代漁業協同組合(所在地:山口県岩国市、以下、「神代漁協」)およびJFEスチール株式会社(以下、JFEスチール)が共同で実施している 「岩国市神東地先におけるリサイクル資材を活用した藻場・生態系の創出プロジェクト」が、フジサンケイグループ主催の「第32回地球環境大賞」(*1)の「農林水産大臣賞」を受賞しました。

本校は、「2050年カーボンニュートラル」に向けて、脱炭素社会を目指しています。本プロジェクトでは鉄鋼スラグ製品を活用して、海藻藻場生態系を創出し、新たな二酸化炭素吸収源となる「ブルーカーボン」や生物多様性向上による様々なコベネフィットを生み出しております。
本プロジェクトによって海藻藻場の創出及びそれによる海草藻場の拡大によって増加した二酸化炭素の吸収量を算定し、国土交通省認可の技術研究組合である「ジャパンブルーエコノミー技術研究組合」(*2)が運営する「Jブルークレジット」(*3)の認証を経て、クレジット発行を受けています。

受賞者名:岩国市神東地先リサイクル資材活用藻場創出プロジェクトチーム
(宇部工業高等専門学校 神代漁業協同組合 JFEスチール株式会社)


【プロジェクトの概要】

□プロジェクト実施場所は山口県岩国市神東地先であり、2013年~2018年にリサイクル資材である鉄鋼スラグ製品を用いて約3.6ヘクタールの岩礁性藻場生育基盤造成を行いました。
□創出した海藻藻場の岸側は、流動場の抑制に伴う海草生育環境条件の向上により、海草藻場が分布拡大しました。

【プロジェクトの特徴】

□海藻藻場の創出及びそれによる海草藻場の拡大によって二酸化炭素の吸収量が4年間で79.6トン増加しました。
□藻場の形成によって有用魚類が蝟集しています。
□市民の環境啓発や教育・研究の場として活用しています。
□プロジェクト実施場所において、リサイクル資材を用いた海藻・海草藻場の更なる創出が期待できます。

【詳細はこちら】

(*1)「第32回地球環境大賞」とは外部リンク (*2)ジャパンブルーエコノミー技術研究組合ウェブサイト外部リンク (*3)「Jブルークレジット」とは外部リンク


このページを印刷する

ページ上部へ