2023.05.26
令和5年5月16日(火)、今年度、「トビタテ留学JAPAN高校生コース」に採択された2名の学生が校長室を訪問し、採択の報告とともにそれぞれの留学計画について金寺校長にプレゼンテーションを行いました。
校長室を訪問したのは機械工学科2年の工藤暦暉さんと、物質工学科3年の稲田未優さんです。工藤さんはシンガポールナンヤンポリテクニックで、サービスロボットやプログラミングに関する研修を行います。稲田さんはオーストラリアニューカッスル市で、魚と発酵を組み合わせた新しい料理の開発のための調査を行います。
面談の様子 |
報告後、金寺校長から2人に対して祝福と激励の言葉が贈られました。
今年の夏季休暇中には、コロナ前に実施していたすべてのプログラムが再開されます。台湾、シンガポール、マレーシア、韓国、オーストラリアでの研修に加えて、フィリピンとベトナムで新しい研修を実施します。1年生から専攻科生まで61名の学生が、この夏海外で研鑽を積むことになっています。
面談後の記念撮影 |
学生のコメント
工藤暦暉(機械工学科2年、シンガポール、マイ探究コース)
私は今年の夏休み、トビタテ!留学JAPAN高校生コースで、シンガポールナンヤンポリテクニックに留学し、サービスロボットやプログラミングについて学びます。そして将来の夢であるサービスロボットエンジニアになるための一歩を踏み出します。その1歩をより大きくするために次のことを取り組みます。
1つ目は、学内でロボットを動かすためのプログラミング学習を行うことです。先生や学生との共同学習を通して専門的な知識やエンジニアにとって欠かせないコミュニケーションスキルを磨いていきます。
2つ目は、校外でサービスロボットの実態についてインタビューを行うことです。そして日本よりも少子高齢化が進んでいるシンガポールでサービスロボットが人間にどのような影響を与えているかやサービスロボットの需要などについて聞き、将来、開発する際に必要な知識を取り入れていきます。
後者の活動はサービスロボットの実践と技術が世界でトップクラスのシンガポールでしか出来ないことであるので特に力を入れて行います。このような活動を通してこの研修を有意義にするためにも今から計画を立て準備を行い、現地で積極的にアクションを起こし続け私自身を磨き上げていきます。
留学内容をプレゼンする工藤さん |
稲田未優(物質工学科3年、オーストラリア、マイ探究コース)
私はオーストラリアで、魚と発酵を組みあわせた新しい料理を作るための調査・研究をすることを計画しています。
現在、物質工学科で化学や生物を主に学んでいます。また、実家が魚屋を営んでおりその魚を使って母が定食や海鮮丼を販売しています。そこで今回、魚と発酵を組みあわせた新しい料理を作りたいと思いオーストラリアに留学することを決めました。オーストラリア付近の海は豊かなサンゴ礁と暖かい水温の関係で珍しい魚が沢山います。よって日本では見たことの無い珍しい魚料理ができると考えました。将来は発酵を研究して編み出した調理法を実家に提供したいと思います。
このプロジェクトに加え、現地で日本の文化を知ってもらうアンバサダー活動にも力を入れていきたいと思っています。去年の夏に留学したシンガポールでもアニメを見たりして、現地の人たちと日本の文化を一緒に楽しむことができました。去年と同様に、貴重な留学の機会を有意義なものにするために、しっかり準備をして渡航したいと思います。
留学内容をプレゼンする稲田さん |