2025.04.04
令和6年12月13日(金)、地域教育で地域の課題解決に取り組む学生が、琴崎保育園にて、就学前の子どもを対象としたバスボム(入浴剤)を作る「SDGsワークショップ」を開催しました。今回のワークショップは、10月に開催したステンドグラスを作るワークショップに続くもので、就学前の子どもたちに体験型のワークショップを通じて様々なことへ興味・関心を持ち、思考の発達促進に繋がることを期待して企画しています。今回、年長児29名が参加し、本校の3Dプリンターで制作した様々な型を用いて製作し、作ったバスボムは自宅に持ち帰っていただきました。
今後も、就学前教育として様々なワークショップを継続的に開催する予定です。
なお、本取組は、若者の多様な視点と行動で宇部市の未来を築くSDGs事業として採択された「宇部市SDGs私たちの未来共創補助金事業」の一環として開催しました。
![]() ワークショップの様子 | ![]() バスボム(入浴剤)を製作している様子 |
参加学生のコメント
増田 大輝さん(機械工学科4年)
バスボム作りの体験を通じて、私は子どもたちの中に3Dプリンター(デジタル技術)について知識がある子どもがいたことにとても驚きました。また、3Dプリンターやバスボムの作り方を説明する場面では、どうすれば子どもたちに興味を持ってもらい、理解してもらえるかを工夫する必要があり、伝えることの難しさを実感しました。そして、時間配分の大切さにも気が付きました。体験後、子どもたちは何を用意したらまたバスボムが作れるかを聞いてくるほど興味津々でした。このような活動を通じて、デジタル技術に触れる機会がさらに増え、デジタル教育がどんどん広がっていってほしいと思います。
東 朋樹さん(機械工学科4年)
デジタル技術に触れるワークショップをしてみて、子どもたちが3Dプリンターなどのデジタル技術に触れながら知育ができるとてもいいワークショップになったと感じました。中には3Dプリンターのことを知っている子どももいて、近い将来、デジタル技術が普通の時代になるのではないかと思いました。
2回のワークショップを通じて就学前にデジタル技術を学ぶ機会を提供することの重要性を実感しました。
地域課題解決型PBL(Problem/Project Based Learning)「地域教育」とは?
宇部高専では、2017年度よりエンジニアリングデザイン能力の醸成、課題発見能力育成および多様なイノベーション創出を目的としたアクティブラーニング型授業として地域課題解決型PBL「地域教育」を開講しています。課題を与える(選択する)のではなく、自らが課題を発見するところから取り組み、実践活動することで、今、社会が求めている「待ちではなく、自ら考え、提案、行動できる人材」を育成しています。