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<地域課題解決型 地域教育>大学院幼児園で“夏休み哲学対話教室”を実施しました

NEWS

2025.11.07

令和7年8月18日(月)、地域教育で地域の課題解決に取り組む学生が、宇部市の大学院幼児園で小学生高学年を対象とした「夏休み哲学対話教室」を行いました。

今回の教室は、「不幸な子供と幸せなブタ」という物語を題材に、SDGsの子どもの健全育成に繋がる「4.質の高い教育をみんなに」に着目し、「対話」を行うことで、児童たちの主体性や思考力、道徳心の向上を目指して企画したものです。

児童18名が3グループに分かれ、1時間30分にわたり活発的に意見を交換ました。自分の感じたことを言葉にし、思いを相手に伝え、互いに意見を聞きあう姿が多く見受けられ、対話を通じて考える力や伝える力が育まれていく様子が印象的でした。

グループワークの様子①

グループワークの様子②

今後もこの取り組みを生かし、哲学や道徳を題材にした教室の開催や、教材の製作を予定しています。

参加した学生のコメント

福田 櫂さん(電気工学科2年)

 初めての地域教育として、この「夏休み哲学対話教室」に取り組みました。主催側での哲学対話の経験の無さなど、自分たちで本当に上手くできるか不安でした。しかし、小学生たちは、年が離れていてもすぐに打ち解け、グループでの意見交換では、自分たちの意見を言おうと率先して手を挙げている姿が見られました。その様子を見て上手くできたなと安心しました。

山縣 弥生さん(電気工学科2年)

 哲学は子どもには難しいので、どうしたら子どもたちが楽しめるか、チームの人や先生と工夫しました。実践前は不安もありましたが、哲学対話同好会のサポートのおかげで、子供たちも意見交換に積極的に参加し楽しんでいました。とても好評だったので嬉しかったです。子どもとの関わり方や、教えることの難しさと楽しさを学ぶことができ、良い経験になりました。

河本 匠海さん(電気工学科2年)

 小学生たちが哲学対話に興味を持ってくれるのか非常に不安でした。しかし、みんながフレンドリーに接してくれたおかげで、すぐに不安はなくなりました。難しい内容にも関わらず、真剣に自分の意見を周りに伝えており、とても良い時間となりました。 

地域課題解決型PBL(Problem/Project Based Learning)「地域教育」とは?

宇部高専では、2017年度よりエンジニアリングデザイン能力の醸成、課題発見能力育成および多様なイノベーション創出を目的としたアクティブラーニング型授業として地域課題解決型PBL「地域教育」を開講しています。課題を与える(選択する)のではなく、自らが課題を発見するところから取り組み、実践活動することで、今、社会が求めている「待ちではなく、自ら考え、提案、行動できる人材」を育成しています。


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