2021.01.13
10月23日から12月24日までの2ヶ月、高専機構の包括協定校であり、宇部高専の学生も毎年海外研修で訪問しているマレーシア・マラ工科大学(UiTM)との間で、「NIT.UC-UiTM Student Leadership& Networking Seminar」を実施しました。本校の1年から専攻科1年までの計17名がこのセミナー参加し、UiTM の学生とオンライン(Zoom)で英語・日本語を使って交流しました。
両校とも例年のような対面式の国際交流活動ができないため、オンラインを活用した交流を実施することになりました。UiTMからは日本や日本語に興味・関心のあるの学生17名がエントリーしました。 セミナーは10月23日に、このセミナーに関わる両校の学生・教員全員が参加するオープンニングセミナーを実施し、2回目以降はペア・グループに分かれてお互いの文化を英語や日本語で紹介し、ディスカッションする活動となりました。
セミナーは、期間中毎週1回(40分)実施し、毎回事前に準備したテーマに従って、それぞれの国の様子を紹介したり、ディスカッションしたりしました。例えば、食文化がテーマの時には、日本とマレーシアの食事の写真をお互い見せ合って議論しました。テーマに関するディカッションは英語で行いましたが、毎回の活動ではマラの学生に日本人学生が日本語をレクチャーする時間も設けました。計11回のセミナーの最後は、再び全員が集まり、成果報告のプレゼンテーションを行いましたが、宇部高専の学生は英語でプレゼンテーションを行い、マラ工大の学生は日本語で全員成果報告を行いました。
マラ工大学生の成果報告会の資料 |
最後の成果報告会の様子 |
コロナ禍で通常の国際交流活動ができないなかでも、協定校と相談しながら、今だからできる国際交流活動を続けていきたいと思います。
なお、このセミナーは2021年度も継続して実施する計画であり、次回はUiTMと交流する他高専とも連携して規模を拡大して実施する予定です。
木谷映南(物質工学科3年)
発表を行う木谷さん |
初めてリーダーとしてこのようなプログラムに参加させてもらいました。このプロジェクトを通して、リーダーとしてのメンバー1人1人に対してのサポートの仕方が特に大事になってくると学びました。オンラインということでパソコンの使い方に慣れてない学生も多く、マラ側との意見の食い違いなど最初は問題だらけで上手く行くか不安でした。だけど何回もお互い話し合って試行錯誤を重ねて、メンバー全員が最後まで参加できたことが一番良かったです。 そして、日本に居ながらもお互いの国間で友情を築くことができることも学びました。この繋がりをここで終わりにするのではなく、これからもその他の活動やSNSを通してこれからも続いていけたらいいなと思います。 このプログラムが私達にとって素敵な経験になると思います。最後にこのプログラムを通して協力してくださったハシマ先生、シティ先生、畑村先生、マラ側リーダーのシャリーン、本当にありがとうございました。
Shalin binti Sellehuddin (2-year of the Department of Oil and gas engineering of UiTM )
発表を行うシャリーンさん |
Konichiwa! My name is Shalin and I am currently pursuing my second-year Bachelor of Engineering (Oil and Gas) (Hons) at the University of Technology MARA (UiTM), Shah Alam, Malaysia. I was assigned as the group leader from the UiTM, Malaysia in the NITUC (Japan) – UiTM (Malaysia) Student Leadership & Networking Seminar 2020. Working together with NITUC, Japan is a good experience for me. The group leader from NITUC, Ena Kidani very helpful and we managed to work together for 11 weeks. It is such a pleasure to be given the chance not only to participate but organize such an impactful event. This program propels me towards acceptance and understanding of an array of different cultural. Apart from that, I also learn the Japanese language in a fun way with my partner. I am looking forward to join any program of cultural and language exchange from NITUC, Japan.
松岡茉優(物質工学科1年)
交流に参加する松岡さん |
私はこのプログラムに参加し、素晴らしい経験ができて嬉しく思います。グループのメンバーであるUiTM(マラ工科大学)のIzattiとNasyaからは、マレーシアの文化についてたくさんのことを学びました。今後マレーシアに行く機会があれば、2人が紹介してくれたKLCC parkに行って美しい景色を観てみたいと思います。また、2人が美味しいと紹介してくれたマレーシアのRoti Jala とRendang Ayamを食べてみたいです。さらにはIzatti がマレーシアで有名と言っていたBurger Shop と言うゲームもやってみたいと思います。 10月からスタートした今回のプログラムを通じて、始めた時よりも英語が少しずつ話せるようになってきたので良かったと思います。今後海外研修でUiTM(マラ工科大学)に行く機会があれば、沢山のマレーシア人と会話ができるように、もっと英語を学び、マレーシアの文化ももっと知りたいと思います。 今回のプログラムはこれで終了しますが、これからも彼女たちと連絡を取り続け、英語と日本語で交流したいと思っています。
上村美織(電気工学科2年)
交流に参加する上村さん |
マラ・オンライン・イングリッシュの活動を通してアリアとアジジという2人の友達ができ、とてもフレンドリーで楽しく話ができました。 今後マレーシアに行く機会があれば、2人が教えてくれた首都のクアラルンプールにあるペトロナスツインタワーに行きたいです。ペトロナスツインタワーは高さが世界一で展望台からの眺めがとても綺麗と聞いたので、そこからクアラルンプールの街を一望したいです。また、マレーシアはフルーツが有名ということなので、ドリアンやドラゴンフルーツを食べてみたいと思います。マラ工科大学に行く機会があれば、もっと多くのマレーシアの友達を作り、日本とマレーシアの文化の違いを実際に見て感じたいと思っています。2人と話をしていてマレーシアにも祭りや民族衣装など独自の文化があって面白いと思いました。活動は終わってしまいましたが、これからも連絡を取り続けたいです。 この活動に参加して海外の話を聞くことができて、とても楽しかったです。今後も積極的に国際交流に参加していきたいです。
永冨生一郞(制御情報工学科3年)
交流に参加する永冨さん |
今思えば、この英語のセッションはとても楽しくて、充実したものだったと思います。もちろん、最初は「ちゃんと英語で喋れるかな?」という心配や「相手の学生と打ち解けられるかな?」と思っていましたが、何も心配いりませんでした。相手の学生であるHazimともだいぶ仲良くなれました。その理由は彼が優しくて、英語のレベルが高かったからです。おそらくこれはHazimだけではなく、このプログラムの全マレーシア学生にも当てはまると思います。 「自分に英語力がない…」、「コミュ力がない…」と思っている学生がすぐに参加しても十分やっていけます。現に僕は両方ともありません。強いて言うなら「向上心」が必要です。準備するものも多くはありません。きっと素晴らしい経験になるので、次の機会には、みなさんもぜひ参加してみてください。