経営情報工学専攻
経済社会と情報技術の発展に対応し得る高度な知識と技術を有するビジネスパーソンの育成を目的としています。
この分野での産業界が要請するビジネスパーソンは多様です。これに対応できるように、学生の希望に応じて経営、情報、数理などの各専門分野を履修できるようにし、幅広い知識を備えたビジネスパーソンを育成します。
経営情報工学専攻の研究紹介
社会統計データ分析【岸川 善紀 研究室】ゼミの風景 本研究室では、総務省統計局や各種団体により公開されている社会統計データ(公開統計データ)を用い、統計データの分析によって対象となる産業あるいは地域の現状を明らかにし、それらの抱える問題解決に資する情報を獲得することを目的に研究しています。地域分析では、その地域のデータの時間的変化を探る時系列分を行い、項目同士の関連性を確認するクロス分析では、複数地域のデータを相対的に比較することを行い、対象とする地域の特徴を明らかにします。学生のテーマ例としては、地域の高齢化と空き家率の関係からその実態を市町村レベルで探る研究や、新しい観光づくりを担う存在としての地域づくり法人による地域観光マネジメントに関する研究などがあります。 |
経営情報工学専攻の教育
授業紹介
経営工学特論本講義は、他高専との連携による授業です。経営管理、経営計画、販売管理、スケジューリングに関する定性的・定量的な方法について学びます。グループワークではICT機器を活用して、発表をおこない、グループで一つの作業をやり遂げるノウハウを習得します。 |
令和3年度修了生特別研究テーマ
●日本市場における有料動画配信サービスの購買意向に影響を与える要因の分析
●オンラインプラットフォームにおけるクチコミの特徴とステルスマーケティングに対する消費者意識の考察
●「攻めのIT経営銘柄」公表に対する短期株式市場の反応の検証
●経営者が行う利益調整手段としての研究開発費用削減に関する実証研究
●企業がIFRSの任意適用を公表した際の株価変動について
●ファジイAHPを用いた消費者行動の動機特定についての分析-お菓子に関する考察-
●熊本県を中心とした訪日外国人客の旅行目的及びその流動データ分析
令和3年度に各教員が受け持った特別研究題目一覧は【こちら】。
卒業後の進路
進学・就職状況
(令和4年3月31日現在)
令和3年度 | 令和2年度 | 令和元年度 | |
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大学院進学:0人 就職:7人 |
大学院進学:0人 就職:3人 |
大学院進学:0人 就職:3人 |
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太平洋マテリアル㈱ 東芝ITサービス㈱ ㈱ハーモニック・ドライブ・システムズ 富士ソフト㈱ 富士通㈱ 富士通Japan㈱ 富士通ネットワークソリューションズ㈱ |
東洋鋼鈑㈱ Gcomホールディングス(株) 公益財団法人 福岡県医師会 |
㈱アドービジネスコンサルタント 宇部マテリアルズ㈱ 富士通㈱ |
修了生からのメッセージ
永田 季良莉さん(富士ソフト株式会社就職・令和4年3月修了)

専攻科は、本科と比べて高度な専門的知識・技術を身につけられる場所です。環境に変化がないため、心に余裕を持ち、自分の関心事に多くの時間を注ぐことができます。また、他学科の科目も 勉強することができるため、経営、情報、数理、工学と、幅広い知識を学ぶ機会もあります。
専攻科生は少人数です。私が在籍した2年間はコロナ禍ではありましたが、大学と比べて対面授業の割合が多いように感じました。また、留学生や海外の方との交流機会、地域課題解決型PBLなどの学外活動へ参加するチャンスもあります。慣れた環境を生かし、専攻科生として、能動的な行動を行えば、たくさんの経験を積むことができ、自身の可能性が開く学生生活が送れると思います。