独立行政法人国立高等専門学校機構 宇部工業高等専門学校

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4年生工場見学研修を実施しました

NEWS

2021.11.04

令和3年10月13日(水)、4年生工場見学研修を実施しました。

この研修は、各学科に関係する企業や工場、大学の研究所等の施設を見学し、キャリア形成や社会人としての心構えを学ぶ機会とすることを目的として毎年実施しているものです。

一昨年度までは3年次に関東方面の企業や施設への訪問・見学を行っていましたが、昨年度に引き続き今年度も3年次で関東方面へ赴いて見学等を行う研修は延期。昨年度同様な研修が延期となった4年生については、直接企業等へ訪問することは難しいことから、オンラインで学内と卒業生をつないでの講話など、例年とは大きく異なる形式での実施となりました。

各学科の研修実施報告

機械工学科

学科長講話の様子

履歴書を考える様子

機械工学科では、学科長による講話「社会人としての立場と心構え」と、履歴書の書き方ワーク「履歴書に書くべきことと書いてはいけないこと」を行いました。
学科長の講話では、主として与えられる知識・技術を習得する学生の立場と自らが習得した知識と技術を社会に還元していく社会人の立場の違いについて講演しました。
続く履歴書の書き方ワークでは、自己紹介書の書き方を中心とした効果的な履歴書の書き方を学びました。ワークの前半に行われた自己紹介書の書き方の説明では、志望理由や得意科目、自己PRなどの各項目を有効に関連させ、客観的にストーリーを展開する大切さが強調されました。
ワークの後半では、前半に行われた説明をもとに自己紹介書を作成。学生にとっては、半年後の就職活動・進学活動に向けて準備すべきことを再確認する機会になりました。


電気工学科

学科長講話の様子

本校OB・OGの講話

電気工学科では、学科長講話、就職・進学担当教員の講話、企業に在籍している本校OB・OGの講話を行いました。
学科長講話では、目前に迫っている就職・進学に向けての心構えや準備すべきことについての紹介、就職・進学担当教員の講話では今年度の就職・進学状況の報告が行われました。
企業に在籍している本校OB・OGの講話では、(株)宇部情報システム、新光産業(株)、東洋鋼鈑(株)下松事業所、シャープ(株)に勤務するOB・OGに講演を行っていただきました。講話では、就職後のご自分の仕事内容や、ご自身の体験からの今後へのアドバイス等を話していただき、学生にとっては将来の自分の姿を思い描く時間になりました。


制御情報工学科

学科長講話の様子

ワークをもとに学生同士で自己アピールを考える

制御情報工学科では、学科長の講話と、就職・進学指導を担当する教員による情報提供、自己PRの作成ワークを行いました。
学科長講話では、まず就職・進学する意義や、企業・大学が学生に求める人材像について説明。身につけた知識や技術と行動特性(コンピテンシ)を組み合わせて自分を効果的にアピールする方法について説明を紹介しました。
自己PR作成ワークでは、ポートフォリオの基盤となる知識や技術、行動特性を俯瞰的に把握するための関係図やシナリオの考え方を学びました。考え方を理解した後には、学級担任のアドバイスや学生同士での話し合いの結果も加味しながら実際に自己PRを作成しました。


物質工学科

学科長講話の様子

「国際協力機構(JICA)での専門家としての経験」の講演

物質工学科では、4名の企業等に勤めた経験のある教員による講話を行いました。
講話内容は、「公務員の分類と特徴・試験対策・過去の卒業生の事例紹介」、「学校では教えてくれない民間企業のはなし」、「国際協力機構(JICA)での専門家としての経験」、「キャリアパスについて考えてきたこと」の4テーマ。学生たちにとっては、身近な大人である教員が学生時代にどのような考えを持って就職活動を行ったのかを知るとともに、これから迎える進路選択への心構えを学ぶ有意義な機会となりました。


経営情報学科

東京証券取引所の講師によるワークショップ

卒業生講話の様子

経営情報学科では、卒業生講話と東京証券取引所の講師によるワークショップを行いました。
卒業生講話では、4期卒業生の【奥山成美さん】学内限定と19期卒業生の【伊藤大起さん】学内限定から、事前質問に応じた進路に関する自身の体験談や学生の悩みに対し、多くのアドバイスをいただきました。
東京証券取引所によるワークショップは、「会社の見方・調べ方」というテーマで実施。企業の開示情報の見方・調べ方のレクチャーを受け、その後実際の決算短信や業績予想とワークシートを用いて企業分析を実践的に学びました。

各学科半日~1日という短いプログラムではありましたが、これから就職・進学という人生の大きな分岐点に立つ学生にとっては、自身の将来について改めて深く考える時間となりました。

最後になりますが、これまでとは全く異なる形式の研修の準備にご尽力いただきました卒業生や企業の関係者の皆様にこの場を借りて厚くお礼申し上げます。ありがとうございました。



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