独立行政法人国立高等専門学校機構 宇部工業高等専門学校

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【地域教育】子どもの偏食をなくす給食メニューを幼稚園の調理師さんと開発しました

課外活動

2024.02.01

令和6年1月14日(日)15日(月)、地域課題解決型PBL「地域教育」で子どもの食育と偏食の改善に取り組むチーム「サンドイッチ」が、宇部市内のしょうわ幼稚園で偏食をなくす給食の新メニューを提供しました。

「サンドイッチ」は、コンビニやファーストフードの普及による食生活の変化に伴う若い世代の偏食、特に野菜の摂取量が減少していることを課題として、子どもの偏食をなくすことについて1年間取り組んできました。

しょうわ幼稚園では、園内で育てた野菜を給食の食材に取り入れるなど食育に力を入れており、園の調理師さんと何度も打合せを行い、塩分濃度やカロリーなどの栄養面だけでなく、味覚や咀嚼力を育むための素材選定、調理方法、味付け、材料費、調理時間や調理の手間など多様な視点から給食のメニューを組んでいることを学びました。 食育に繋がる新メニューを検討し、試行錯誤して試作した8品から、このたび2品を給食のメニューとして提供いただけることになりました。

給食で提供したかじめ入りのお味噌汁

給食で提供したかぼちゃ人参ツナサラダ

チーム テーマ 取り組み 学科・学年 氏名
サンドイッチ 子どもの食育
と偏食の改善
子どもの偏食を無くす
給食の新メニューを開発
物質工学科3年 小島 雛乃

参加学生のコメント

小島 雛乃さん(物質工学科3年)

 今回の活動で、しょうわ幼稚園の先生や調理師の方のお話を伺い、給食についての知識を深めたことで、食育の大切さ、給食のありがたみに改めて気付くことができました。
 給食では塩分量や食材、調理の仕方、他にも子供の味覚の発達具合等を考慮する必要があります。自分なりに試行錯誤し、試作をしたメニューについて調理師の方に意見を伺い、実際に提供できるよう変更するのが大変でした。
  味覚の発達において大切な幼少期に給食を通して様々な食材に挑戦してほしいです。


 

地域課題解決型PBL(Problem/Project Based Learning)「地域教育」とは?

宇部高専では、2017年度よりエンジニアリングデザイン能力の醸成、課題発見能力育成および多様なイノベーション創出を目的としたアクティブラーニング型授業として地域課題解決型PBL「地域教育」を開講しています。課題を与える(選択する)のではなく、自らが課題を発見するところから取り組み、実践活動することで、今、社会が求めている「待ちではなく、自ら考え、提案、行動できる人材」を育成しています。


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