独立行政法人国立高等専門学校機構 宇部工業高等専門学校

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【国際協力事業(ベトナム)】商工短大で現地研修を行いました

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2023.02.12

宇部高専は国際協力事業(ベトナム)において、幹事校を務めるとともに、函館高専と共同で商工短大(ベトナム・フックイエン市)の協力支援校を担当しています。その一環として、令和4年12月12日、13日に、本校の電気工学科の岡本教授、油谷教授、物質工学科の中野教授の3名が商工短大を訪問し、現地研修を行いました。

令和4年12月12日

午前中に、商工短大に開設している電気電子KOSEN Model コースのVietnam KOSEN Model Program(VKMP)の進捗状況や今後の活動について、NGUYEN Tien Tung学長、NGUYEN Hai Bang副学長と担当教員らが議論しました。日越双方での非常に具体的で活発な議論を通じて、Vietnam KOSEN Model Programに基づいた授業改善や授業コンテンツ開発などが、より一層進むことが確認できました。

VKMPに関する会議の様子

午後からは、BUI Vu Binh先生(2017年4月~11月まで宇部高専で長期研修)による、電気電子KOSEN Model コース(5年制)2年生の電子部品に関する授業を見学しました。授業は、グループワーキングや電子部品を実際に活用しながら進行しました。授業後には、岡本教授、油谷教授、中野教授とBinh先生を含む商工短大の教員が、授業研究会で授業の優れた点や改善が必要な点についてディスカッションを交わしました。

BUI Vu Binh先生の講義の様子

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授業研究会の様子


令和4年12月13日

午前中は電気電子KOSEN Model コースの教室や設備の見学を行い、今後必要な施設や物品についてHai電気電子学科長らと協議しました。

午後からは、油谷教授が電気電子KOSEN Model コース3年生を対象にした、アクティブラーニングを取り入れた物理学のモデル授業を行いました。
油谷教授は昨年9月にも、商工短大で教員対象に身の回りの道具を用いて、通常の教室で行えるアクティブラーニングの授業モデルを示しました。商工短大の学生を対象にして実施した今回の授業のテーマは「光の波」。シャボン玉を使ったアクティブラーニングの授業を展開し、学生らは薄膜による光の干渉とその工業的応用までを体験・学習しました。
通常の商工短大の授業は45分ですが、この授業は日越の通訳が入り、90分の授業となりました。学生にとっては長い時間となりましたが、油谷教授の授業が展開されるにつれて、集中してかつ活発に授業に参加していました。


油谷教授の講義の様子

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講義中の学生の様子

シャボン玉を観察する学生

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講義終了後の集合写真

商工短大の教員側からは、アクティブラーニング型授業の導入に向けて「VKMPの改善項目として分析して各授業に導入へ向けて具体的に進めていく。」とのコメントがあり理解いただけていることが窺えました。今後も本校は、商工短大、函館高専と協同で商工短大のVKMPの完成を目指して尽力いたします。


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